2009.10.28 Wed
185、トップとブルー
大学生の時
短期間だけれど
年末年始の繁忙期に
都内の洋風居酒屋でバイトしたことがありまして
そこで働いている人は
社員さんも含めて
同年代の大学生やフリーターさん等々
結構若い人が多くてですね
飲み会も頻繁に行われたりして
忙しいながらも
結構楽しくバイトさせていただきまして
入ったばかりの頃は
バイトの人間関係とかよく分からないじゃないですかー
まあ仕事を覚えるのに必死なのと
繁忙期に突入しちゃって
かなり忙しかったのとで
そんなに気を遣うこともなかったし
逆に
変なぎくしゃくした問題とかもなくって
結構気楽なバイトライフでした
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そんなある日
休憩タイムに
社員さんや
アルバイトの先輩さん(皆20代前半~30代前半)たちと
(5~6人くらいだったかな?)
休憩室でお茶してたんですよー
その際の会話
A「そういえばトップっていつよ?」
B「トップ?どうやら来週くらいに復帰するみたいだよ」
C「この超忙しい時期トップが抜けてちょっとキツかったもんなー」
D「今日オレ ブルーとメシ食う予定ー」
A「あ ブルーも年明けにはヘルプで復帰だろ?」
…
ていうか
『トップ』とか『ブルー』ってダレ?
それってニックネーム?
ですよね?…
って
尋ねようと思っていたトコロ
店長「おーい
なんか急に客席が忙しくなってきちゃった
休憩中断してホールに出てもらえるー?」
A~D&えり「はーい」
ってワケで話は中断
…その後
なんとなく
そのことに触れる機会もなく
日々に忙殺されながら
過ぎて行きまして
でも
そんな折々にも
バイト中に先輩たちが
E「そういえばトップがさー」
F「学食でブルーと飯食ったよ」
G「昨日トップと電話してさー」
H「えー?ブルーさん復帰なんですかー?」
ってサ
トップさんって呼ばれる人…一体どんな人?
ブルーさんって呼ばれる人…一体どんな人?
話の端々から分かった事は
トップさんはここのアルバイトさん
実家に不幸があって帰省中で
暫くバイトをお休みしている大学生
で
漸(ようや)く近々バイトに復帰できそうだとのこと
ブルーさんも同じアルバイトさん
ただバイト自体は
(大学の)研究(?)が忙しいらしく辞めてるんだけど
忙しい時期だけ短期でバイトにシフトインするらしい
両名とも
そこそこ
このお店のバイト歴が長く
繁忙期には即戦力として
皆の期待を集めている…らしい
ていうか
そもそも
『トップ』とか
『ブルー』なんてニックネームが付く人って…
どんだけトップなの?
どんだけブルーなの?ミタイナ?
『トップ』の意味って
頂上・てっぺん・上席・主席・首位・最上・絶頂・極点・
一番上の・最高の・最も上の・(高さ・重さなどが)上回る・
(質・技量などが)上回る
などなどなど…
って
どんだけ素晴らしく
どんだけ崇高で
どんだけ神々しいニックネームの持ち主なわけ?
…きっと
皆の先頭を走るリーダー的な存在?
逆に『ブルー』って
青?
青のイメージって…なんだろ?
清廉?
凛冽?
クール?
涼しげな笑顔の似合う色白で痩身の職人タイプ?
冷徹で秀逸・明敏・非凡なるIQと
卓越したコミュニケーション能力を持つ孤高の人タイプ?
情熱的な主人公とは対照的な
ニヒルなタイプの美少年タイプ?
もう!
想像は膨らむばかり
逆に恐ろしくなっちゃって
会う前になんかこっが緊張しちゃいまして
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
で
実際に会ってみましたよ
トップさんとブルーさんに
バイト先でネ
ええハイ
ぶっちゃけホント普通でして…
トップさんは
中肉中背
天然パーマの
にこやかで温和な顔立ちの大学生
特に他人の先頭に立って仕切る風でもなく
周囲から畏(おそ)れられている風でもなく
むしろ皆と仲良く談笑し
皆と連携を取って業務を進めるタイプでして
ブルーさんも
メガネをかけた秀才タイプの顔立ちだけどでも
喋ってみると
見た目とは裏腹に
特にクールとかシニカルとかっていう風でもなく
至って普通のお兄さん
二人とも繁忙期の店内を
周りの皆と連携を取りながら
テキパキと仕事をこなしていくわけでして
当然皆からは
「おーいトップー」
「ブルー!3番テーブルのセットアップ頼む」
「トップこれ運んで」
「あれ?トップさん今日から復帰ですかー?」
「ブルーさんー♪おひさしぶりですー」
と周囲は皆
『トップ』と『ブルー』の連呼
もうそれが普通
それが空気
それが常態
新人のえりサン…
もう『本名+サン』付けで呼ぶのもなんか
逆に憚(はばか)られて
しかたなく
『トップ』さん
『ブルー』さんと
呼ばざるを得ませんでしたし
でも
それが普通な雰囲気で
そのまま日々が流れていきまして…
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ずーっと気になってまして
なので
バイト先の飲み会の席で
隣に座った店長に訊きましたよ
『トップ』と『ブルー』と呼ばれる所以を …
店長「トップー?
あーなんでだっけか?
確かーここに最初に面接に来た時に
前面と背面にデカデカと『TOP』ってプリントしてある
Tシャツを着てきてさー
たしか緑地にオレンジ?的な超目立つ色合いでサ」
えり「緑にオレンジって…(笑)」
店長「だろー?
それがどうも印象に残ってー
それ以来
『例のトップのTシャツを着てたカレ』が
そのまま
『トップ』になっちゃった
…みたいなカンジかな?
で いつしか他の皆も
そう呼ぶようになった(笑)」
えり「そのままんまじゃないですかー」
店長「うんそのまんまー(笑)」
えり「ちなみにブルーさんは?」
店長「あー ブルーね
ヤツは
大学に入学当初に
友達と一緒にここでバイト始めたんだけど
その友達がヤツのことそう呼んでたから」
えり「なんでそう呼んでたんですかー?」
店長「なんか
ヤツは東北から出てきた貧乏学生らしくって
授業中も遊んでる時も寝る時も
常に同じ青いジャージを着てたかららしい」
えり「寝る時もですかー?
いつ洗濯するんですかー?」
店長「いや 2着持ってたらしい」
えり「えええええええええ?
同じものを2着ーーーー???
そこまでこだわりが?」
店長「いや
高校の学校指定のジャージだって(笑)
高校卒業の時に
似た様な体型の友達からもらったらしい」
えり「どんだけー」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
えりカレが
忘年会の景品で当ててきたTシャツの前面に
デカデカと
『愚っ痴』(グッチ)
とプリントされているのを見て
ついつい思いだしてしまった
そんな
どれだけ尊大なカエサル的な人かと思っていた『トップ』さんと
どれだけ怜悧なスナイパー的な人かと思っていた『ブルー』さんの
ちょっとしたエピソードでした
ちなみに
書いてて思いだしたんですけど…
大学のサークルの先輩に
『トム』さんとか
『マイケル』さんとかもいましたネ
お二人とも駅前の英会話学校に通ってて
そこで英語の先生に
強制的に付けられたニックネームらしく
そのままサークル内でも
その呼び名が定着しちゃいまして…
でも
お互いに社会人になった
今でも
飲み会や友人の結婚式とかでお会いすると
そうやって昔のニックネームで呼び合ってるのを見ると
なんかちょっとだけ和む
短期間だけれど
年末年始の繁忙期に
都内の洋風居酒屋でバイトしたことがありまして
そこで働いている人は
社員さんも含めて
同年代の大学生やフリーターさん等々
結構若い人が多くてですね
飲み会も頻繁に行われたりして
忙しいながらも
結構楽しくバイトさせていただきまして
入ったばかりの頃は
バイトの人間関係とかよく分からないじゃないですかー
まあ仕事を覚えるのに必死なのと
繁忙期に突入しちゃって
かなり忙しかったのとで
そんなに気を遣うこともなかったし
逆に
変なぎくしゃくした問題とかもなくって
結構気楽なバイトライフでした
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
そんなある日
休憩タイムに
社員さんや
アルバイトの先輩さん(皆20代前半~30代前半)たちと
(5~6人くらいだったかな?)
休憩室でお茶してたんですよー
その際の会話
A「そういえばトップっていつよ?」
B「トップ?どうやら来週くらいに復帰するみたいだよ」
C「この超忙しい時期トップが抜けてちょっとキツかったもんなー」
D「今日オレ ブルーとメシ食う予定ー」
A「あ ブルーも年明けにはヘルプで復帰だろ?」
…
ていうか
『トップ』とか『ブルー』ってダレ?
それってニックネーム?
ですよね?…
って
尋ねようと思っていたトコロ
店長「おーい
なんか急に客席が忙しくなってきちゃった
休憩中断してホールに出てもらえるー?」
A~D&えり「はーい」
ってワケで話は中断
…その後
なんとなく
そのことに触れる機会もなく
日々に忙殺されながら
過ぎて行きまして
でも
そんな折々にも
バイト中に先輩たちが
E「そういえばトップがさー」
F「学食でブルーと飯食ったよ」
G「昨日トップと電話してさー」
H「えー?ブルーさん復帰なんですかー?」
ってサ
トップさんって呼ばれる人…一体どんな人?
ブルーさんって呼ばれる人…一体どんな人?
話の端々から分かった事は
トップさんはここのアルバイトさん
実家に不幸があって帰省中で
暫くバイトをお休みしている大学生
で
漸(ようや)く近々バイトに復帰できそうだとのこと
ブルーさんも同じアルバイトさん
ただバイト自体は
(大学の)研究(?)が忙しいらしく辞めてるんだけど
忙しい時期だけ短期でバイトにシフトインするらしい
両名とも
そこそこ
このお店のバイト歴が長く
繁忙期には即戦力として
皆の期待を集めている…らしい
ていうか
そもそも
『トップ』とか
『ブルー』なんてニックネームが付く人って…
どんだけトップなの?
どんだけブルーなの?ミタイナ?
『トップ』の意味って
頂上・てっぺん・上席・主席・首位・最上・絶頂・極点・
一番上の・最高の・最も上の・(高さ・重さなどが)上回る・
(質・技量などが)上回る
などなどなど…
って
どんだけ素晴らしく
どんだけ崇高で
どんだけ神々しいニックネームの持ち主なわけ?
…きっと
皆の先頭を走るリーダー的な存在?
逆に『ブルー』って
青?
青のイメージって…なんだろ?
清廉?
凛冽?
クール?
涼しげな笑顔の似合う色白で痩身の職人タイプ?
冷徹で秀逸・明敏・非凡なるIQと
卓越したコミュニケーション能力を持つ孤高の人タイプ?
情熱的な主人公とは対照的な
ニヒルなタイプの美少年タイプ?
もう!
想像は膨らむばかり
逆に恐ろしくなっちゃって
会う前になんかこっが緊張しちゃいまして
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
で
実際に会ってみましたよ
トップさんとブルーさんに
バイト先でネ
ええハイ
ぶっちゃけホント普通でして…
トップさんは
中肉中背
天然パーマの
にこやかで温和な顔立ちの大学生
特に他人の先頭に立って仕切る風でもなく
周囲から畏(おそ)れられている風でもなく
むしろ皆と仲良く談笑し
皆と連携を取って業務を進めるタイプでして
ブルーさんも
メガネをかけた秀才タイプの顔立ちだけどでも
喋ってみると
見た目とは裏腹に
特にクールとかシニカルとかっていう風でもなく
至って普通のお兄さん
二人とも繁忙期の店内を
周りの皆と連携を取りながら
テキパキと仕事をこなしていくわけでして
当然皆からは
「おーいトップー」
「ブルー!3番テーブルのセットアップ頼む」
「トップこれ運んで」
「あれ?トップさん今日から復帰ですかー?」
「ブルーさんー♪おひさしぶりですー」
と周囲は皆
『トップ』と『ブルー』の連呼
もうそれが普通
それが空気
それが常態
新人のえりサン…
もう『本名+サン』付けで呼ぶのもなんか
逆に憚(はばか)られて
しかたなく
『トップ』さん
『ブルー』さんと
呼ばざるを得ませんでしたし
でも
それが普通な雰囲気で
そのまま日々が流れていきまして…
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ずーっと気になってまして
なので
バイト先の飲み会の席で
隣に座った店長に訊きましたよ
『トップ』と『ブルー』と呼ばれる所以を …
店長「トップー?
あーなんでだっけか?
確かーここに最初に面接に来た時に
前面と背面にデカデカと『TOP』ってプリントしてある
Tシャツを着てきてさー
たしか緑地にオレンジ?的な超目立つ色合いでサ」
えり「緑にオレンジって…(笑)」
店長「だろー?
それがどうも印象に残ってー
それ以来
『例のトップのTシャツを着てたカレ』が
そのまま
『トップ』になっちゃった
…みたいなカンジかな?
で いつしか他の皆も
そう呼ぶようになった(笑)」
えり「そのままんまじゃないですかー」
店長「うんそのまんまー(笑)」
えり「ちなみにブルーさんは?」
店長「あー ブルーね
ヤツは
大学に入学当初に
友達と一緒にここでバイト始めたんだけど
その友達がヤツのことそう呼んでたから」
えり「なんでそう呼んでたんですかー?」
店長「なんか
ヤツは東北から出てきた貧乏学生らしくって
授業中も遊んでる時も寝る時も
常に同じ青いジャージを着てたかららしい」
えり「寝る時もですかー?
いつ洗濯するんですかー?」
店長「いや 2着持ってたらしい」
えり「えええええええええ?
同じものを2着ーーーー???
そこまでこだわりが?」
店長「いや
高校の学校指定のジャージだって(笑)
高校卒業の時に
似た様な体型の友達からもらったらしい」
えり「どんだけー」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
えりカレが
忘年会の景品で当ててきたTシャツの前面に
デカデカと
『愚っ痴』(グッチ)
とプリントされているのを見て
ついつい思いだしてしまった
そんな
どれだけ尊大なカエサル的な人かと思っていた『トップ』さんと
どれだけ怜悧なスナイパー的な人かと思っていた『ブルー』さんの
ちょっとしたエピソードでした
ちなみに
書いてて思いだしたんですけど…
大学のサークルの先輩に
『トム』さんとか
『マイケル』さんとかもいましたネ
お二人とも駅前の英会話学校に通ってて
そこで英語の先生に
強制的に付けられたニックネームらしく
そのままサークル内でも
その呼び名が定着しちゃいまして…
でも
お互いに社会人になった
今でも
飲み会や友人の結婚式とかでお会いすると
そうやって昔のニックネームで呼び合ってるのを見ると
なんかちょっとだけ和む
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