エロ(えり)可愛い姉さんのランジぇりィ

原色系な高校時代。パステル系な大学時代。 黒系なOL時代。今?基本オールマイティ(ランジぇりィの色的な意味で)

2010年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年06月

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211、ゼリーな言い訳

柔道女子の五輪金メダリストの谷亮子氏(34)は10日、民主党本部で小沢一郎同党幹事長と記者会見し、夏の参院選比例代表に立候補する意向を正式に表明した。

>へーっ。そうなんだー。比例選で出るんじゃ、もう余裕で当選確実じゃん。



記者「柔道は引退?」
谷「ロンドン五輪で金メダルを狙います。」

>まぢでー?金メダルを目指しながら、こなせるほど政治家の仕事って楽なのー?



記者「普天間飛行場の移設問題や政治とカネの問題で民主党が置かれている状況は厳しいとの見方もあるが、谷氏にとって民主党はどう映るか。」
谷「そうですね、まあ、あのー、いろいろな問題がやはりテレビを通じてですとか、 新聞を読んだり、いろいろなところで、いろいろな問題が本当にあると思います。 しかし、まあ、その解決といいますか、そういったものは本当により良い方向にこれから向くと信じていますし、 私もまだ議員ではないんですけれども、国民のまた1人としてもですね、期待しているところもありますし、より良い方向に解決していってくれるのではないかと思っています。はい。

>こ…これは(キラリ






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

週末…
えりサン
カレ家に遊びに行くも

カレ
土曜の夜は会社の人との飲み会があり
えりサンは独り
カレの部屋でお留守番…

深夜近くになって
ヨッパな状態で帰宅したカレ
シャワーを浴びた後…
髪の毛も半乾きで
スエットを履いただけの恰好で
全身から 
湯気とボディーソープの匂いを撒き散らしつつ
普通に冷蔵庫を開け

しばしの沈黙




いきなり絶叫!
カレ「ちょ!!!!!!えり!!!!!!!」
えり「え?なーにー?」テレビを見ながら

カレ「オレが食べるのを楽しみにしていたゼリー知らない?」
えり「さー?知らないなー」

カレ「昨日の夜コンビニで買って
  確かに冷蔵庫に入れておいた…ような気が」
えり「気のせいじゃないーー?」

カレ「ていうかサー
  ゴミ箱にゼリーの空のカップが捨ててあるんだけど…」
えり「ふーん そう?」

カレ「今さっき捨てましたーみたいなカンジなんだけど」
えり「酔っ払って自分で食べたんじゃない?」

カレ「うーーーん  
  そうかも…



  ていうか えり!!!
  オレに内緒でゼリー食っただろーーーー!!!?」
えり「って…えー?
  ナニナニ? 
  もしかして
  ワタシのこと疑ってるワケ?」



カレ「オレの確かな記憶とゴミ箱に捨てられた証拠(空のカップ)で、えり氏の置かれている状況は厳しいとの見方もあるが、えり氏にとって今のこの状況はどう映るか。」
えり「そうですね、まあ、あのー、いろいろな問題がやはりテレビを通じてですとか、 新聞を読んだり、いろいろなところで、いろいろな問題が本当にあると思います。 しかし、まあ、その解決といいますか、そういったものは本当により良い方向にこれから向くと信じていますし、 私もまだ議員ではないんですけれども、国民のまた1人としてもですね、期待しているところもありますし、より良い方向に解決していってくれるのではないかと思っています。はい。


















カレ「で…


  食べたんだろ?」



えり「ゴメンね(笑)♪
  美味しかったヨ❤」







☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一方、高橋尚子は言った
政治の勉強をした人が国民の代表になるべきです。

>うん!至言!!!


関連記事「085、プリンな言い訳
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210、【紫色のファー付きの手錠】紫煙と香水・番外

高校一年生の時、一回り以上年上の彼氏…お兄と付き合っていた頃。頻繁にデートしてた夏休みが終わり、新学期になると、お互いに学校とバイトと仕事とで、中々スケジュールが合い辛くなってきまして。それでも、どうにか調整して月に2~3回は会えてたかな?

ただ、普段会えない分、別れ際が辛くって、お兄に促されても、中々クルマから降りることができなくって、結局いっつも帰宅が遅くなっちゃってサ。ついには、えりママがマジギレ!!!!それ以来、夜22時の門限は厳守!次に門限を破ったら、2人の付き合いを認めない!とか言われちゃって、戦々恐々としていたワケ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

久々にデートした日。外食して、お兄の部屋にお邪魔しちゃって、勢いでベッドの中までお邪魔しちゃって、そのままお兄のパンツの中までお邪(以下略)。いつしか、迂闊にもベッドで眠り込んでしまってーーーーー。ホント、そのまま気付かなかったら門限破り確定テキナ?超ヤヴァめテキナ!!!!そんな状況。そんな2人を救ってくれたのが、一本の携帯着信。

………
ヴヴヴヴヴヴヴヴ(携帯着信)
えり「ねえねえ、起きて起きてー。携帯鳴ってるヨ。」ベッドの中、寝惚け状態。
お兄「……………うん?」同じくベッドの中、半寝状態。

真っ暗な室内のベッドの枕元に、着信ランプが点滅する携帯電話。
えり「ハイ!これ。」 
手元に引き寄せ、お兄に手渡す。

お兄「ああ…、ゴメン…、えっとー。」 
寝惚けて、ファンブルしつつも携帯オープン。
えり「………。」

お兄「……ふわぃ、もしもし。」アクビしながら、
えり「………。」

お兄「…ああ、うん、どうしたの?」髪の毛を掻き掻き、
えり「………。」

お兄「…うん。…うん。…うんうん。えええええええええ?警察ぅぅぅぅ????
えり「!!!!!!??????」

お兄「で?今から?うん!うん!うん!うん分かった!了解。」ピッ(携帯オフ)
えり「ナニナニナニナニナニナニ?????ナニゴト、ナニゴト、ナニゴトーーーーー???誰誰誰ーー???」

お兄「ああ。…Jからだよ。」
えり「Jサンから?で…警察って?何で何でーーー????」

お兄「え?えーーっとねぇ…、ていうか、今何時だよ?」
えり「え?21時45分。」

お兄「マジかあああああああああああああ!!!門限まで、あと15分じゃないかああああ。」
えり「うそおおおおん!」
  

お兄「は…早く!(ベッドに)寝てる場合じゃないって!!!ソッコウ(車で)送っていくから!!!早く、服着て!!!お、おれのパンツ、どこいったああああああああああ。」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この、Jサンってネ、お兄の会社(都内)の同僚なんだけど、たまたま同じ地元…ってことで、結構仲良かったりして。よく、2人で飲みにいったり、遊びに行ったりしている間柄らしく。そんな2人の間に、ワタシも割り込ませてもらって、3人でご飯食べにいったりしたことも何度か…。

Jサンの年齢?たしか40歳前後くらいだったかな…多分。
奥さんアリ
息子さん2人(たしか大学生と高校生って言ってた)
カノジョ2人 ←って、コラ!!!
そのカノジョ…、1人は、
25歳の保母サン ←コラコラ!!!
もう1人は、
女子高生 ←コラコラコラコラ~ーーーー!!!!!
そんなJサン、見た目は超ダンディー。雰囲気は岩城滉一。身長が(目測)190cmくらい。肩幅が広く、シルバーグレイの軽いオールバッグ、ヴィトンのセカンドバッグを常に携帯、明るいトコにでるとサングラスになるっていう眼鏡をかけ、左手薬指には保母サンをしているカノジョとお揃いの、ハワイアンジュエリーリング。左手首に巻かれたロレックスは週替わりでチェンジ。

なによりも、このJサン、トークが、ダントツに面白い!お兄とJサンと3人で喋ってると、とにかくえりサン、ずーーーーと笑いっぱなし♪面白し、エロいし、ウィットに富んでるし。キャバクラとか行くと、女の子に超モテモテなんだったってサ♪たまにー、逆ナンされるコトもあるんだって、若いお姉さんに…。深夜とかの帰宅時に、電車に乗ってシートに座ってた時に、席が結構空いてるのに、わざわざ真正面のシートに、短めのスカートを履いた女の人が座ってきたんだって。んで、チラって目が合うと、徐々にその女の人が、両脚を開いていくんだってぇぇぇぇ。ナンダナンダ?もしかして誘われてるのかな?とか思いつつも、でも眠かったから そのまま寝ちゃったヨー。とか言ってゲラゲラ笑ってたけどネ♪

お兄は「嘘つけー!」とか言ってたけど、うーーーん。本当なんだか冗談なんだか分からないんだけど、でも確かに女の子は放っとかないなー的な、そんな雰囲気のオヂサマでしたネ。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そんなJサンの着信に起こしてもらい、門限時間が迫る中、自宅に送ってもらうお兄の車の中。助手席で、乱れた髪の毛をゴムで纏(まと)め、ルーズソックスを履きながら、お兄に聞いたんだけどネ。さっきの電話の件、Jサンね、若いほうのカノジョ(高校生の方ネ)の親に、2人の関係がバレちゃったらしく…。その親がキレて「未成年淫行で訴える!」とか、言い出しちゃったらしいのネ。で
Jサン、仕方がないから、今から警察署に事情説明しに行くので、もしかしたら、事情を知っているお兄に、証言とか?下手したら警察官がお兄の所に行くかも…なので先に謝っとくねー、っていう内容の電話だったんだってサー♪もー、Jサンー。なにしてはりますのー。ってカンジでしたネ(笑)。

結果的には、訴訟とかって事にはならなかった らしいんだけどネ、でもネ 、Jサンの奥さんにはバレちゃって、というか先方に奥さんと2人で、謝罪しにいく羽目になっちゃったらしく。その帰り道、奥さんに、グーで顔面殴られたそうデス。こ…怖ーー!で、その時の奥さんの一言…
どうせやるなら もっと上手くやれ!
だってサ…。そっちかヨーー!?って思わず突っ込んじゃいましたヨ。お兄と2人で(笑)。以上、前置きでした(長くてスマソ)。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

お兄とは結局、数ヶ月間で別れることになったんだけど(涙)。その後のハートブレイクな時期も、なんとか乗り越え、やっと日常に戻り始めていた、そんな高校2年の初夏のこと。
………

学校帰りに、国道沿いの歩道を自転車で走ってたら、いきなり後輪がパンク!ええええええええええ?うっそおおおおおおおお!!!日中は30度を越す真夏日。日の暮れかかった時間帯だったけど、それでも、じっとしているだけでも、じんわりと汗ばむ気温。ましてや自転車を、猛立ち漕ぎしまくってたため、じっとりとかいた汗のせいで、背中にブラウスが張り付いて、ちょっと気持ち悪い。自転車を降り、世界で一番に不幸な女だわ私、的なことを考えつつ、ブツブツ言いながら、仕方なくパンクした自転車を牽いて、歩道を歩いていたんですよー。

そんな時、えりサンの真横を通り過ぎた1台の車が、不意に減速したと思ったら、そのまま左にウインカーを出して、歩道側に車を寄せ、100メートルくらい前方にハザードランプを点滅させて、停まったんですよ。

ちぇっ、車は楽でいいなー。もう疲れちゃったし、暑いし、汗ダラダラだし、走り抜ける車が吐き出す排気ガスが超息苦しいし。もうサ!ちょっとそこの車ー。乗っけてってくれないかなー。ついでに、自宅まで運んでよォ!なワケないか(笑)。とか、独り脳内ノリツッコミ。

ていうかネ、自転車を押して歩いてると、徐々に前方に停まっている車との距離が、縮まっていくんですけどね。近付くに従って。え?なんか、車の運転席の男性?後ろ向きの体勢になってる?こっち見てる?え?私のこと見てる?ナニナニ?なんか怖いんですけどー。さすがにまだ暗くなる時間帯ではなかったけど、それでも少し黄昏時。ちょっと薄暗くなり始めた時間帯。さり気なく
反対側の歩道に渡っちゃおうかなー、と思っても交通量がハンパない車道、横断歩道は随分先の方。意を決して、俯きながら
足早に自転車を押して、その車の真横を通り過ぎようとすると、「えりちゃん。」って。

え?とか思って顔を上げ、声の方を見ると、停車したクルマの運転席側から、身を乗り出して、助手席側の窓ガラスを開けて、こっちを見ているオヂサマ。ん?見覚えのある…。あ、Jサン!?ええええ?Jサンーーーー?ど、どうしたんですか~?お、お久しぶりじゃないですかぁぁぁ。Jサンね、たまたま車を走らせていた所、偶然目の前の歩道を、しょんぼり自転車を牽く、学校帰りのえりサンを発見。思わず車を停めて声を掛けちゃったそうです。

路上にクルマを停めたJサンと、軽く立ち話。横を何台もの車が、排気音と排煙を撒き散らしながら通り過ぎつつ。あ、Jサンと喋るのって何ヶ月ぶりかな?相変わらず、軽妙なトーク、機知に富んだギャグさり気なくダンディーな仕草。

J「ねえねえ、なんで自転車漕がないの?」
えり「えー?パンクしちゃいましてー。」

J「そりゃ災難だねー。よかったら、送っていこうか?」
えり「え?チャリ(自転車)どうするんですか?」

J「後ろに積んじゃえばいいんヂャネ?」
えり「え?それアリッスか?」

J「全然アリアリ(笑)。」

ライトバン?っていうのかな?後ろのシートを倒すと、後部座席の所に自転車1台くらい余裕で入るようなタイプの車でして、「ありりりがとうござりまするううううーー❤」ってナ感じで、送ってもらうコトになりました。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

エアコンの効いた、ちょっとタバコの臭いが染み付いた車内。灰皿にはタバコの吸い殻がてんこ盛り。BGMはBOOWYのライブ盤。なんか久しぶりなのに、妙に盛り上がる会話。この人…本当に女の子との会話が上手いなーとか思いつつ。

J「ゴメン。えりチャン。急いでる?」
えり「え?いや別に…、そんなには。」

J「悪いんだけどサ。ちょっとだけ寄り道させてもらってもいいかな?」
えり「ハイー☆全然いいですよぅ♪」

J「ゴメンね。10分くらいで済むからサ。」
えり「いえいえー。こちらこそ、なんかスミマセーン。」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

しばらくすると、道路沿いに建つ、2階建てのアパートの隣、砂利の敷き詰められた駐車場にクルマを停めるJサン。
J「ゴメン。ちょっと待っててもらってもいい?」
えり「あ、ハイー。待ってます。」

J「あ。」
えり「…ハイ?」

J「良かったら、一緒に来る?」
えり「えー?いいんですかー?」

J「お店…、ちょっと買い物するだけなんだけどサ。待たせるのも悪いし。」
うーん、車の中で一人待ってるのも退屈だし、
えり「じゃ、付いてっちゃおうかなー。アハハハ。」

というワケで、Jサンに付いて車を降り、そのまま駐車場横の、小さなアパートの鉄製の階段をカンカンカンって登り、2階の廊下の付きあたり、一番奥の部屋へ…。え?買い物でしょ?ここアパートなんですけど?お店っぽくないんだけどー?何か裏取引風な雰囲気ジャネ?まあ、黙って後ろに付いてればいいや(能天気)。

扉を開けると、中は8畳くらいの広さ、。靴履きのまま入れるようにフローリング加工された床。ステンレス製の陳列棚が3~4コくらい並び、窓ガラスは厚く黒いカーテンで目張りされてて、何か少し異様な雰囲気。陳列棚に目をやると、妖しげなビデオとか、黒光りした革製のムチとか、長く大きい色取り取りの蝋燭とか、仮面舞踏会風のマスクとか、大小さまざまな箱類。なんかカラフルなヤツとか、メタリック風なモノとか、所狭しと並んでて。って?この妖しげな太く長いモノってこの形状ってぇぇぇぇ???も…もしかして///男性のぉ?きゃぁぁぁぁ。ナニコレーーー!これナニに使うのーー?まさか、コレをナニして、ナニされてみたいなーーー?スゴーーー///いや無理無理。入んないってーー(ナニが?)。みたいなモノがズラリ(ハシャぎすぎ)。まあ、要はーーーー、大人の玩具…屋サン?ってやつ?最近知ったんだけどネ。

そんな部屋の奥に、パイプ椅子に座って、タバコを燻(くゆ)らせて本を読んでいた店番サン。両肩から両腕にかけて、びっしりとタトゥーが入ってて、顔中あちこちに埋め込まれたピアス。短髪に顎髭、グレーのタンクトップにダボッとしたミリタリー模様のスボン。腰にぶら下げられた何連ものチェーンが、動くたびにジャラジャラと鳴り響く。Jサンとえりサンが、そのお店(?)に入ると。
店員「あ、Jサン、どうも。」
J「こんばんは。」
常連かっ(笑)?!

そのまま、店番のお兄さんと親しげに話し込むJサン。雰囲気的に、陳列棚に並んだ商品を凝視しているわけにもいかず、入り口付近でボーッとしてると。
J「えりチャンごめんね。お待たせ。」
えり「あ、いえいえ。」

J「じゃ、また。」
店番「Jサン、毎度です。」

小脇に抱えたビニールの黒い袋、そのまま車に戻る2人。車内では、また普通に世間話が始まるんだけど。
J「その後どう?元気だった?」
えり「ハイー☆もうすっかり立ち直りましたよー。」

J「新しいカレシでもできたかな?」
えり「全然だめっすぅぅぅ!!!誰かいい男子いたら紹介してくださいよー」
J「ハハハ 探しとくよ。」

Jサンの左手薬指のハワイアンジュエリーリングを見て、
えり「今から、カノジョさんとデートですかー?」
J「え?うん 向こう(カノジョ)があと1時間くらいしたら仕事終わるからサ。これから迎えにいく所。」

えり「ラブラブですねー。」
J「ハハハ。まあ、細く長く続いてるけどね。」

えり「あ、そういえば、その包み、何ですかー?」
J「うん?ああ…これ?見る?」

えり「うんうん。見たい見たい。」
J「いいよー。開けてみな。」

えり「はーい。失礼しまぁぁぁす。」

袋の中にあったのは、可愛らしいフワフワの紫色のファーが巻かれた 手錠
えり「えーー?手錠ですかーー?本物ーー?」
J「まさかーー!玩具だよおもちゃ。」

えり「これ…嵌(は)められるんですか?」
J「嵌められるよ。やってみな?」

えり「えーなんか怖い。」
J「何で?」

えり「だってー、外れなくなっちゃったら嫌じゃないですかー。」
J「大丈夫だって。鍵もセットで付いてるでしょ?」

えり「うーん。じゃちょっと試しに。」

と、右手で手錠の輪っかの根元を持ち、左手の手首に押し付けるように、グイッって押し付けると、ファーの巻かれた半円状の金属部分が、くるりと360度弧を描き、そのまま、カチリと金具が噛み合わさる音。玩具とは言え、それでもちょっと、金属製品のズシッとした重みが、ちょっとリアル。手首が当たる部分には、全て触感のソフトな紫色のファーが付いていて、痛みとかは全然無し…。

次に試しに鍵穴に、付随の小さな金属製の鍵を差し込み、くるりと回転させると、何事もなかったかのようにカチリと外れる手錠。
えり「へー。なんか面白いですネ。」
J「気に入っちゃった?でも、あげないよー(笑)。」

えり「えー?今からカノジョさんと使うからー?(笑)」
J「そうそう。ハハハハ。…って言わせんな///ってー。」

えり「アハハハハハー☆」

………

そのまま、なんとなく、手持ち無沙汰なまま、手元にもった手錠を、再度手首に掛けてみる♪勢いで、残りの、もう片方の手首にもカチッって…。いつしか、陽が落ち、街灯が点灯し始め、黒い夜の帳(とばり)が少しずつ、世界を覆い始めた時間帯。信号待ち、狭い車内、少し開いた運転席側の窓ガラスから漏れ聞こえる外の喧騒。音量の絞られたBGM、運転席で、タバコを咥えながら正面を見つめるJサン。アイドリングする車の軽い規則的な振動。眼鏡に写り反射する赤信号。シルバーグレイのオールバック、頬骨の浮き上がった精悍な横顔、第2まで外されたワイシャツのボタンから、ちらりと見える厚い胸板。うっすらと光る胸毛の上を、太目の
ゴールドのチェーンネックレスが揺れる。少しメタボ風なお腹、ゆったりめのスラックスに包まれた長い脚。シフトノブを握る左手首には、文字盤がブルーの大人っぽいロレックス。左薬指に光るリング。手の甲にもうっすらと生える産毛、思ったより長くて細い5本の指。この長い指が、カノジョさんの白い肌の上を、そっと這うんだナー♪ナンテネ///

……
シートに凭(もた)れ掛かり、ふと、このシチュエーションを客観視してみた。助手席に座る、汗でボサボサになったショートヘアー。化粧は落ち気味だけど、でも眉毛だけはしっかりと書き込まれた、制服姿の女子高生。両耳には小さなピアス、胸元に揺れるシルバーのネックレス、右手小指にピンキーリング。暑かったから、第2ボタンまで開けた薄手の半袖ブラウスの裾は、スカートの外に全出し。ルーズソックスも、だらりと足首付近にずりおち状態。踏まれて、踵(かかと)がよれよれになったローファー。ヒザの上には学校指定の通学カバン。ここまではー、まあ日常、普通、ノーマルな状態。

でー、なぜかーー?両手首を、拘束している、紫色のファーの付いた、手錠♪ココ!非日常。ちょっとシュール。超アブノーマル。って、アレ?この状態でサ、もしも?もしもだけどサーーー!

不意に、車を路肩に停められちゃったら、どうしよう!!!

そのまま、何か自然な風で、すーー、って助手席に覆いかぶさってこられちゃったら、どうしよう!!!

「あ♪ちょっと///だめですよぉ♪」とか、軽くいなしてるてるのに、いきなり顔を近づけられちゃったら、どうしよう!!!

「ちょ///もぅ///ダメですぅ(笑)」とか言ってるのに、ちょっと強引に、手錠の鎖部分を持ち上げられて、否応なく両腕をバンザイな格好にさせられちゃったら、どうしよう!!!

「あ///ねえ、だ…だめぇ…。あっ///(汗)」って、片手で、私の両手首の自由を奪っている手錠を掴まれ、残った片手で、助手席のサイドレバーを引かれて、そのままシートを倒されちゃったら、どうしよう!!!

抵抗しようにも、左右の手首はシートの後ろに固定され、屈強なオヂサマに、真上から覆いかぶされちゃって、両脚の自由も利かない状態。シートに背を付けつつ、背筋にチカラを込めて、抗うように、胸を張るような体勢になると、ヤベッ!薄手の白いブラウスから、濃いピンク色に白い水玉模様の、ブラジャーが透けまくってるしぃぃぃぃぃ!!!

そのまま、脚元から、オヂサマの右手が、素足のフトモモを軽くタッチしつつ…、滑りながら、濃紺の、プリーツのミニスカートをたくし上げられて、更にそのまま柔肌を這うように、右手の指が上に登ってきちゃったらどうしよう!!!

「もう(笑)冗談はヤメてくださいよぅ…。」って言おうとしたら、片手で唇を塞がれちゃったら、どうしよう!!!

何か、鼻息が、キモチ荒めだったら、結構興奮してるぅ?テキナ???そんな風だったら、どうしよう!!!

ブラウスの裾から、右手が侵入してきて、そのまま、舐めるように 、胸元まで上がってきちゃったら、どうしよう!!!

そのまま、背中にスルスルーって入り込んできて、ガードしようとしてるのに、でもあっさりと、背中をグイッって持ち上げられて、仰け反るような体勢のまま、ブラのホックを片手でいとも簡単に外されたら、どうしよう!!!

何とか自由になる両脚で抵抗しようと思ったら、いきなり両脚の間に下半身を入れてきて、巧みな動きでススススって、両脚を持ち上げられたと思ったら、M字ーーーな格好????そのままスカートが肌蹴て、白い太腿が、モロ晒されちゃったら、どうしよう!!!

…で、真横の窓ガラスから、薄暗い外を見ると、ドア数センチ隔てた所を、普通に人が歩いてたりしたら、どうしよう!!!こっちに気付かないでぇぇぇぇ!!!!

で、もう、止まらなくなっちゃって、倒された助手席に、手錠で拘束された両腕を掴まれたまま、バンザイな格好で押さえつけられて、ブラウスのボタンを全部外されて、ホックを外されたブラもたくし上げられて、スカートはなんとか腰に巻きついてるんだけど、片膝で下半身を、グイグイーーーー☆とか、されてきちゃって、もうそのまま勢いで<ピー>を<ピー>されちゃって、さらに<ピー>まで<ピー>されちゃって、そのままの格好で、<ピー>なんてことになっちゃったら、

ど、ど、どうしよぉおおおおおおおおおお!!!!!!!


…………

なーーーーんて、事になったら大変なので、
すぐに手錠を外して、
Jサンにお返ししときました☆

アブナイ☆アブナイ☆軽く妄想族でしたネ♪


って、妄想しすぎだっ!

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| 【連載】紫煙と香水 | 00:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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209、【透明な涙】紫煙と香水・12月

4月 【琥珀色の染み】←最初から
5月 【青いワイシャツ】
6月 【銀色のサンダル】
7月 【翠色のキャミソール】
8月 【真赤な日焼けの痕】
9月 【ゴールド・ランジェリー】
10月【ピンクのエプロン】 
11月【橙色の灯火】 
12月【透明な涙】←最終回!


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「あなたと出遭えてよかった。今一人、瞳を閉じる。心のアルバム捲(めく)れば、煌(きらめ)く思い出たちよ。」(「my graduation」作詞:伊秩弘将 唄:SPEED)高校時代、何度もカラオケで声を枯らして熱唱した曲。「愛が芽生えたJuly。最初のkiss。2人の合図。仲直りした夜。」「遠いX’mas eve。永遠を誓ったkiss。あの日くれたチョーカー。」「愛にはぐれたtonight 。最後のkiss 。ふたりのeyes。髪をかきあげる癖。」



☆☆☆☆☆☆☆☆☆

年齢が一回り以上離れた社会人の彼氏、お兄(ニィ)。出逢った時は、えりサンが15歳、お兄が29歳。最初はウェイトレスと常連のお客さん、って間柄。少しずつお話しできるようになって、思い切ってデートに誘って(誘われて?)、お兄の車の助手席に座らせてもらって、次に会う約束して…、ちょっとキスして…、そんな感じで始まった私達。

付き合い始めた当初は、デートする頻度はそんなに高くなくって、まあ…せいぜい、月に2~3くらい?恋に恋してた女の子が、恋愛上手なお兄さんに出会って、もう!まさに「恋は盲目」状態!会う度に、どんどん心も身体も密接になっていって…。そんな状態で学校が夏休みに突入!もう!生活が激変!毎日が、眠ってるか、バイトしてるか、お兄と会ってるか、お兄と電話で喋ってるか、お兄のこと考えてるか、ぐらいな?お兄と会えない所にバイトのスケジュールを入れる、みたいな?

高校一年生の、初夏から夏休みにかけては、本当に、何から何まで生まれて初めての体験尽くし。車の助手席、どきどきしながらのラブホテル、初めて結ばれた日、キーホルダーと一緒に貰った合鍵、2人で祝った16歳の誕生日、お気に入りのネックレス、おめかしして行ったフレンチのフルコース、お揃いのジャージを着て座った牛丼屋サンのカウンター席、お兄の誕生日に「記念に」って貰ったピンキーリング、色んな秘密の共有、色んな場所で交わしたキス。

そんな、熱に浮かされたような、…まさに夢のような毎日の夏休みが終わり、徐々に暗転するのは二学期が始まってから、夏休みと同じように、頻繁には会うことができなくなって、更に輪をかけてお兄の仕事の方も忙しくなってきて、お互いにすれ違いが多くなりつつあって。エアコンのない学校の教室、あまりの暑さに、クラスの男子の目も気にせずに、制服のスカートをパタパタやってた頃。通学時、朝陽に向かって漕ぐ自転車のペダル。おかげで、スカートとルーズの部分だけが白く、それ以外がこんがりと小麦色に焼けた素足、そんな 残暑厳しい二学期の初め…。

いつしか秋風が吹き始め、ベストを着用。更にその上に、制服のジャケットを羽織るような季節を迎え、ショートだった髪の毛も、かなり伸びてきた頃、マフラーと手袋が欠かせなくなった、そんな初冬。

お兄とは、会いたいのに、中々会えなくって、大好きなのに伝えられなくって、電話で喋ってると…、嬉しいのに、何か拗ねちゃって。会えない辛さ、会えた時の嬉しさ、そんな気持ちを上手に表現できなくって。そこに、会えない時のお兄に対する、嫉妬心や猜疑心が混ざって。もう私って最悪!!!!そんな自己嫌悪までがミックス!自分自身でもコントロールできないような、超カオスな精神状態。

たまのデート、どうしても甘えちゃって、意地悪になっちゃって、ついつい愚痴っちゃって、いじけちゃって、逆に無口になっちゃって、柔和なお兄を困らせてしまう。まさに、自分で自分の首を絞めている状態。友達に相談すると、「そんな態度とってたらアンタ捨てられるヨ!」って窘(たしな)められたりして、で!大いに反省!「次にお兄と会うときは もっと良いコでいよう!」って改心して。うきうきしながらデートの待ち合わせをしている時に限って、待ち合わせ時間寸前に、「ごめん!仕事が伸びちゃってて!待ち合わせに遅れそう。多分今からだと、会えるとしても一時間くらいしか時間作れないかも。」とかメール貰うと、「ふーん。あっそ。じゃあ、もういいよ!今日は帰る。」って返信。「ごめん…。」ってお兄。

バカバカバカバカバカ!!何でもっと相手の気持ちを慮(おもんばか)って、優しく対応できないワケ!?向こうだって、悪気があってのドタキャンじゃないでしょ!!!!!って、悔やんでも、もう後の祭り。結果、どんどん気まずくなる2人の関係。


☆☆☆☆☆☆☆☆

そんな時にネ!そんな時にサ!!そんな…超弱りきってる時にサ!!!もう!タイミングが良いんだか悪いんだか…。「襟原ー。バイト帰りにサー、メシ食いにいかねー?」(※襟原はえりサンの仮の苗字ネ)って、バイト先のファミレスの、キッチンでバイトしてる、同い年の男子から声掛けられちゃったりして。まあ、普段からお互い、冗談くらいは言い合う間柄ではあったんだけどサ。あ 、でも、2人っきりで、バイト先以外で喋るのって初めてかも。

そのまま、何となく自転車で向かった、近所のバイト先とは別のファミレス。奥まった窓際の席、2人向かい合い、料理には殆ど手を付けず、ひたすら続く、えりサンの愚痴を、2時間近く黙って聞いてくれた。その男子、すごく真剣な眼差しで、すごく誠実な物腰で、すごく真摯な態度で。そのうちに、少しずつその男子と、メールや電話をやり取りするようになって。でも、そんな男子の存在を、お兄に言えなかったりする自分がいて(今までは隠し事とか一切した事なかったのに…)。ちょっとずつ覚え始めた、後ろめたさ。

ある日突然、その男子からされた告白。「俺と付き合ってくれ。」
男子「俺なら、絶対寂しい思いさせないから!」
えり「何言ってるの。私には彼氏がいるんだよ。」
男子「それでもいいよ!別れるまで待ってるから。」
えり「無理だって…。」
男子「ずっと待ってるからな!俺、本気だから!」
えり「………そんなの困るよ。」

今まで考えてもみなかった、その時に初めて知らされた、「別れる」っていう選択肢。その後もひたすら、男子に何か言われてたけれど、空しく右から左へと通り抜けるだけ。ひたすらぐるぐる回る、その「別れる」というフレーズ。結局、うやむやな態度。イエスともノーとも判らない返答。でも、その後も、何となく、お兄と会えない分その男子と会う時間が増えてきて。

ああああああああああ!!この状況は…ヤバい!非常にマズい!!!!!!と思いつつも、何かグイグイ引っ張られていく…、っていうか、安易な方に流されてしまって、自分で自分がコントロールできない。そのまま徐々に、男子と会ってる時は、お兄へのメールの返信が遅くなって(いつもメール受信したら、ソッコウ返事してたのに!)。電話にも出なくなって(授業中以外は絶対に出てたのに!)、いつしか電源を切るようになっちゃって(いつもお兄からの着信を心待ちにしてたのに!)。

そんな気配を察したお兄から、問い詰められて。その男子の事、正直に白状して。気が付いたら、俯いたまま、ボロボロ泣いてて。でも、お兄まで一緒になって泣いてくれて。その涙を見て、あ何か私、いけないことしてる…って気付いて。結局、その男子とは、もうバイト先以外では会わない…、ってお兄と約束して、メールも電話もやめてもらうようお願いしたんだけど、結構素直に男子「ウン。いいよ。分った。」って言ってくれて、何か自分の馬鹿さ加減に、またボロボロ泣けてきちゃって。

でも、お兄となかなか会えない…って状況は、ほとんど変わってない訳で。今迄、愚痴の捌け口だった男子とも連絡を取らなくなっちゃって。いつしか、どんどん息苦しさだけが増していって…。そんな綱渡りな日々。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ある日、友達とファミレスにご飯を食べに行って、色々愚痴を聞いてもらって。「こんなに辛いなら、もう、こっちから別れちゃおうかな。」なんて、できもしないくせに強がってみたり。でも、居ても立ってもいられなくって、「ちょっと電話してみるね。」って友達を1人席に残して、お店の外の駐車場、寒空の下、時折指先を吐息で温めながら、お兄とケイタイで1時間くらい喋って。何とか2人の関係が元通りに戻らないのか…、お互い一生懸命知恵を絞って。でも、

お兄「やっぱ…俺たち、もう無理なんだよ。ごめん。」
えり「何で?」

お兄「ホントごめん。」
えり「何でそういう事言うの?」

お兄「もう、喧嘩したくない…んだよね。」
えり「…………。」

お兄「ちょっと、疲れちゃった、かな。」
えり「…………。」

お兄「…………最近、いつも喧嘩ばっかりだったしサ。」
えり「……………。」

お兄「…そういうの、もう…ちょっと。」
えり「………………。」

お兄「……………………。」
えり「……………………。」

お兄「……………………。」
えり「……………………。」

お兄「…電話、…もう切るね。」
えり「…………。」

お兄「…………。」
えり「……………そんなの嫌。」

お兄「…えり、…さよなら。ホントごめん。」
えり「…………やだやだ。」

お兄「……………本当に、本当にごめん。」
えり「…………………もう会えない?」

お兄「………………ごめん。……切るね。」
えり「………………………。」

お兄「………じゃあ。……………。」ピッ

ツーツーツーツー

そのまま、呆然と、友達の待つ席に戻ったんだけど、
友「…………。」
えり「…………。」
何か混乱してて…、でも『ああ、友達を1時間近くも放置しちゃって、申し訳なかったなー。』なんて考える余裕もあり。
友「…………。」
えり「………やっぱり、駄目みたい…。私達。」
友「……そっか。」
えり「………ていうかサ、一方的に電話切られた。なんかムカツク。」
友「一方的はないよねー。」
えり「ねー、何も途中で、勝手に切ることないじゃんネー。」

そんな強がってるえりサンに、友が
「えりサー、そんなに頑張らないでサ、泣きたかったら、泣いたっていいんだよ。

その一言に、堪えていた何かが、堰を切ったように溢れ出てきて、目からボロボロボロボロ零れ落ちる涙。くしゃくしゃになる顔。どんどん落ちまくるメイク。少しずつ大きくなる嗚咽。明るく込み合った夕食時の店内。周囲にはカップルや団体のお客さんも多数…。そんな状況でも、気にもせず、ヒトって泣けるんだ…。初めて知ったヨ。


……………

淹れたてのコーヒーのアロマ、汗と整髪料とアイロン糊の交錯した残り香り、車内に仄かに漂う芳香剤、コパトーンとシーブリーズと潮風の香り、ジッポーオイルの芳香、そしていつもお兄を包んでいた紫煙の匂い、お兄の前ではいつも着けていた香水の香り。そんな、色々な匂いに包まれていた日々。

小さな蕾(つぼみ)が芽吹いた春。そのまま、大きく花開いた夏。少しずつ綻び始め、でも何とか繕おうと努力した秋。そしてお互いを『卒業』した冬。

そんな、激動の数ヶ月間の体験は、私にとっての大切な宝物。まあ、そんなふうに、淡く切ない「宝物」として向かい合えるようになるまでには、ほぼ10年近くの年月を必要とした訳なんだけどネ。

そして社会人になった今、カラオケで、たまたま他のコが、この「my graduation」をリクエストしたりすると、じわじわとこみ上げてくる、懐かしい日々の思い出。曲が掛かると、ついつい、画面に見入り、歌詞を目で追い、オケに聞き入り、そのまま一緒に口ずさんでしまう。

「愛が芽生えたJuly。最初のkiss。2人の合図。仲直りした夜。本当に、愛してた。」
「愛してた」?と問われると、多分答えはノーだったと思う 。お兄を好きだった、「自分自身」を愛してたのかも知れないけどネ。


おしまい。

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208、【橙色の灯火】紫煙と香水・11月

4月 【琥珀色の染み】←最初から
5月 【青いワイシャツ】
6月 【銀色のサンダル】
7月 【翠色のキャミソール】
8月 【真赤な日焼けの痕】
9月 【ゴールド・ランジェリー】
10月【ピンクのエプロン】 
11月【橙色の灯火】←今ココ
12月


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

夜の国道を走る、お兄の車。運転席のメーター類だけが仄かに光る、真っ暗な車内。流れる夜景、助手席に座るえりサン。2人、他愛もない会話で盛り上がる。そんなデートの帰り、えりサンの自宅まで送ってもらう途中。運転しながら、お兄、シフトノブのトコに置いてある、煙草の箱を引き寄せて、一本取り出して口に咥える。火を着けようと、ライターを探すんだけど、前を見てなくっちゃいけないのと、手元が暗いのとで、中々見つからない。

えりサンが、即座に、ササッって、ダッシュボードに置いてあるジッポーを探し当て、キンッ☆シュポッ☆ 「ハイ♪」って、火を差し出してサ、「おお。サンキュ。」って、ハンドルを握ったまま、ちょっと斜に構えた俯き加減の、眉間に皺を寄せた横顔が、カッコよくって、愛おしくって。思いっきり上目遣いに覗き込むと、額にチュッってしてくれて…。くち、くちー♪って唇を尖がらせると、仕方がないなー…風に?フゥゥゥッって煙を吐き出した後、信号待ちの時に、火のついた煙草を右手に持ちながら、そっと重ねてくる唇。その時の匂い…、味…、渋い感じの、苦(にが)い感じの…、なんか独特な味…匂い。それが、お兄の 独特な匂いでもあったんだけどね。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一回り以上年上の彼氏…お兄。夏休みの間中、ほとんど毎日、ご飯食べに行ったり、花火やお祭りを見に行ったり、海に行ったり、遊園地に行ったり。会えない日は、明け方まで電話で話し込んだり、そんな風にまあ、密度の濃い、楽しい40日間を満喫したんですけどね。

夏休みも終わり、高校も二学期が始まりまして。メッシュを入れていた茶色い髪の毛も 、大人しめの黒に戻し、ピアスも目立たない地味なヤツ。普段着は、ギャル系ファッションから、ブラウス・紺スカート・ルーズ・ローファーに戻り。そんな風にまた、一学期と同じような、学校とバイト先と自宅との往復の日々が始まったんだけどネ。

二学期の半ばあたりからお兄の方が、仕事がちょっと忙しくなってきたらしく、ぶっちゃけ2人、会うのに、ほとんどスケジュールの調整がつかない状態。たまたま偶然、中間テストが終わった頃、久々にお互いのスケジュールが合って、ヤッホーイ!!!2週間ぶりくらいのデートゥ♪♪


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ワクワクしながら、学校が終わるのを待って、校門の前で、車で拾ってもらい、軽く食事して、そのままお兄の部屋へ。間接照明だけが仄かに灯る室内。ベッドサイドのフローリングに、衣類を脱ぎ散らかしたまま、久しぶりに、触れ合う唇、絡め合う両腕、縺(もつ)れ合う両脚。大柄の身体に抱きすくめられ、大振りな手のひらに揉みしだかれ、唇と舌先で吸い付かれ…舐め上げられ…転がされ…///。は…激しいよぉ…、とか思いつつ、そのまま、上下に、左右に、8の字に、何度も何度も腰を突き上げられ。ゆっくりめ…と思ってたら、急に早くなったり。前から…と思ったら、横からだったり、後ろからだったり。上から…と思ったら、下からだったりぃぃ。もう殆ど無重力状態「早くぅ♪」って、懇願してるのに、全然聞いてない振り。焦らされまくり。それなのに「ほんともう駄目!もう無理!もう…やばいよぉ!」って、哀願しても、全く止めてくれない。ちょっと、もぉ、ホントオカシクなっちゃぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♪♪♪

そんな風に、お互い、時の経つのを忘れ、求め合い愛し合い絡み合い鬩(せめ)ぎ合い、気が付けば、首筋から胸元に残る いくつものキスマーク。シーツやカバーが、モノトーンで統一されたパイプベッドの上…。白黒のストライプ模様のシーツの上に、うつぶせの格好の全裸のお兄。隣でクッションに顔を半分埋めながら、毛布に包(くる)まって、お兄の横顔を見つめるえりサン。久しぶりだったし、

えり「ちょっと声…大きかったかな?///」
お兄「隣の部屋とかに…漏れちゃったかもネ(笑)。」
えり「嘘ー!?」
お兄「声出し過ぎだって(笑)。」
えり「誰の所為だよー(笑)。」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

…ってサ、事前にそこまで詳細にシミュレーション(妄想///?)!!っしゃ!脳内準備は完璧!前の晩は念入りに入浴、ムダ毛も全部処理済み、下着もしっかり好みのヤツをチョイス。メールで、きちんと明日の確認☆ちょっと興奮気味のまま目が冴えちゃって、ベッドの中で少し夜更かし。当日は、メイクも、笑顔も、睫毛のカールも、スカートの短さももう!普段の3割増し!!

休み時間とかにサ、「襟原ーおまえ、背中透けてブラ丸見えだゼー。赤と黒~♪」(※襟原は えりサンの苗字ね)とか言って、からかって来るアホ男子の悪態も、今日だけは頬杖ついて、上から目線でハイハイ…、見たきゃ勝手にどうぞ~ってスルーできるくらいの余裕☆あと数時間後に、お兄に会えるんだもーん、と思ってた、まさにそんな時に!!!!!

お兄からメール受信。「ごめん!仕事が長引いてる。今日は無理そうかも。」はいいいいいいいいいいいいいい?????????ちょっとぉ!マジでぇ?って、教室を飛び出し、屋上でソッコウお兄に電話!
お兄「ごめん、どうしても、急な仕事が入っちゃって…。」
えり「えーーー?!だってー。」
お兄「ほんとごめん!」
えり「ちょっとぐらいなら、待ってるヨ、大丈夫。」
お兄「うーーん。何時になるか分らないんだよ。」
えり「じゃあさ。私が、お兄の仕事場まで行くヨ。」
お兄「今から?都内まで?無茶言うなって!で?ずっと待てるわけ?」
えり「ウン!待ってる」
お兄「深夜までかかるかもしれないし。」
えり「…そんなー。」

お兄「ゴメン。もうさ、仕事に戻らなくっちゃいけないんだ。」
えり「えーーー……やだヨゥ!!」
お兄「えり…、わがまま言わないで。」
えり「………………何かムカツクー。」
お兄「………オレだって本当は会いたいよ。」
えり「…………。」
お兄「……でも…、仕事だから…。」
えり「…………。」
お兄「……本当にごめん。」
えり「…………。」
お兄「仕事終わったら電話するから。…本当にゴメンな。」
えり「…………。」

お兄も、悪気があってのドタキャンじゃない訳だし、「うん☆仕事だもん仕方がないよね。」とか、「分った♪ お仕事がんばってネ(笑顔)。」的な?そんな感じの事が言えればよかったのかも☆そりゃ、社会人になった今ならサ、思いつくセリフだけど。16歳の
イケイケ高校生。そんな気の利いた事…、言えるはずもなく。ストレートに思いの丈をぶつけるしかない、そんなお年頃…。後に残るのは、なんかお互いに気まずい雰囲気。はっきりいって、向こうは仕事が優先の社会人。こっちは、学校とバイトと門限に縛られてる高校生。会える時間?深夜まで働いて、昼頃まで寝ているお兄(そういう職種だったので)。電話で会話するのだって、こっちが、かなり睡眠時間を削らないと無理。そのお陰で、体調崩しちゃったこともあったし。自重するよう、えりママに叱られたりもしたけど。

でも!毎日でも会いたい。ずーっと喋っていたい。ずーっと一緒にいたい。ずーっと見詰め合っていたい。24時間、ひたすら抱きしめ合っていたい。でも、さすがにそれは無理…。それは辛うじて理解できる。さすがに、そこまで子供じゃない。だから、1週間会えなくっても、2週間会えなくっても、何とかガマンできたんだけど。

でもネ。でもネ!!! もうすぐ会える!今日会える!あと数時間後に会える!もう少しで会えるぅぅぅぅ!…ってワクワクワクしてて、ウキウキしてて、もう妄想バリバリに張り巡らせてて、まさに!!!!!その寸前で「やっぱり今日は会えそうもない」それはないヨォォォォォォォォ。それ!本気で辛いって!

何度か、そういうドタキャンっぽい事があったんだけど。だから、そういうモンだと思って、そういうのに慣れなきゃいけない!と思って、その辛さともネ、戦ったんだよ私…。非力だったけど。でも、自分なりにベストを尽くしたつもり。 少しでも、お兄の感触を感じていたくって…、でも迷惑をかけたくなくって、負担を掛けたくなくって、寂しさを紛らわせたくって、自室で1人、写真やプリクラを見たり、メールや手帳や日記を読み返したり、でも満たされなくって、常に五感で感じたくって…せめて、お兄の匂いを感じたくって。

えりママの煙草…、2本くすねて、部屋に籠もって…、口に咥え、100円ライターで、先端に火を着けてみました。でも、実は煙草って、それだけじゃ火が着かないのね。アレー?って思って、お兄のスタイルを思い出し、何となく見様見真似で、火を着けながら一気に息を吸いこんでみた。瞬時に咥内に広がる渋い感覚、と同時に、即効!咽(むせ)て咳込み、ゴホッゲホッグェッホとか言いながら、咥内の煙を、即吐き出しちゃった。苦しいのと、煙が目に入って痛いのと、とにかく不味いのとで、超涙ぐみ状態。もう最悪!

人差し指と中指に挟まれた細長い煙草。燃えている先端と、反対側のフィルター部分から立ち上る、白く細い煙。味?全然ワカリマセン…。むしろ気持ち悪い系…。でもネ、お兄の匂いがした。何か、ちょっとだけ近づけたような。錯覚だったとしても、そんな何かに縋(すが)りたかった。…そんな夜だった。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ある日、お兄に喋っちゃった。「私だって煙草くらい吸えるんだよ。」みたいなノリで…。ちょっと構って欲しくって。少し心配して欲しくって。凄い背伸びして(実際には2~3回吹かしただけで、直ぐに火を消しちゃったんだけどネ。)

烈火のごとく怒られました。お兄テキには、『ハァ?未成年が喫煙?ナンナノ?』みたいな?『自分だって高校の時から吸い始めたって、言ってたじゃんー(笑)。』とかサ、普段なら冗談で言える間柄なのに…、何か言えない雰囲気。その場は何となく仲直りしたけど…、少しずつ、2人の関係の、何かが綻(ほころ)んでいくような、そんな感じがして…。


…………………

上手く言えないんだけど、それまでは、お兄の存在が全てだった。どんな難関も苦境も、お兄の事を考えれば、お兄のアドバイスがあれば、お兄の後押しがあれば、乗り越えることが出来た。なのに、今は「お兄に逢えない」…って事が、凄く悲しくって、切なくって、苦しくって、堪らなくって。居ても立ってもいられなくって。でも為す術がなくって。無力さと、寂しさと、心細さに打ちひしがれて。

いつからだろう?『愛おしい』存在だったはずのお兄が、なぜか『会えなくって(逆に)苦しい』存在になってしまったのは…。ついつい、寂しくって、遣る瀬無くって、行き場が欲しくって。たまたま近くに居た、優しい他の男の子に凭(もた)れ掛かってしまったのは…。

若かったから?未熟だったから?弱かったから?私だけのせい?


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そんなことを考えながら、寒く暗い自室。膝を抱え。えりママからくすねた、2本のうちの残りの1本…。火を着けただけで、吸うでもなく指先に挟んだままの煙草。先端の、オレンジ色の灯火(ともしび)と、そこから上る、細い白い煙を眼で追ってた。

少し、視界が雲ってくる…。

そんな16歳の秋…。


12月【透明な涙】に続く

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