エロ(えり)可愛い姉さんのランジぇりィ

原色系な高校時代。パステル系な大学時代。 黒系なOL時代。今?基本オールマイティ(ランジぇりィの色的な意味で)

2010年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年11月

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239、ねじれる

ねじれる[捩じれる・捻じれる・拗れる][動ラ下一][文]ねぢ・る[ラ下二]
① 細長いものが、くねり曲がる。ねじられた状態になる。「コードが―・れる」 ② 気持ちが素直でなくなる。ひねくれる。素直なやり取りができない状態になる。「性根が―・れている」「あの一言を機に上司との関係が―・れてしまう」 ③本来の関係からずれた状態にある。うまく対応せず、ちぐはぐな関係になる。


そうですか。国会はねじれてますか。衆院は与党が過半数で参院は野党が過半数ですか。そうですか。素直ではありませんか。ひねくれていますか。だって私は悪くないもん。うんケンカしちゃいましてね。ていうか何ですか?え?…仲直りですか?別にいいですけど。ってもうせっかちはダメはダメですよぅ。キスくらいゆっくりさせてくれたって…ってもう、ホットパンツとショーツ、セットでずり降ろしますか。って後ろ向きで?ですか。なんか興奮しすぎじゃないですか?Tシャツも捲(めく)りますか?胸元まで捲りますか?面倒くさいから脱いじゃいましょうか?ええ、ちょっと待ってて下さいネ。ブラジャーも…え?ブラジャーは着けたままでいい?そうですか、ハイ。別にいいですけど。ああっ///って、いえ、声は出していません。そんなハシタナイことしません。だって扉一枚隔てた隣の部屋にアナタのお友達が居るじゃないですか。普通にお酒飲みながらタバコ吸ってるじゃないですか。ダメですよぅ///そんなにしたらガマンできなくなって思わず声が出ちゃうじゃないですか。え?何ですか黒?ああ、はい。今日のブラジャーの色ですか?黒ですけど、ハイ。初めて見た?えー?そんなことないですよぅ。もう3回くらいは着けてきた///…って///あん///え?何ですか?ねじれてる?何が?ブラ?ブラの?肩紐が?あ、背中のところで?な///直しますね。え?いい?直さなくて?ていうか、もうそれどころじゃないんですけど。ていうかもういいからホックを外してくれませんか。もう!ガマンできそうもありません。こ…声が…思わず出ちゃいますからぁ。聞こえちゃいますよぉ!いけないいけないと思ってても、気持ちが素直ではなくなってしまいますから!や…めっ///るのは、もっとダメです。え?言ってることがちぐはぐですか?スミマセン。はい。大人しくします。従います。膝をつけばいいですか?腰を上げるんですか?ちょ///ちょっと恥ずかしいですけど…いえ大丈夫です。はい。お願いします。ウンウン。お願いします。ていうか、お願いですからやめないでください。

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238、【22の頃3】U作16

【19の頃】
【ハタチの頃】
【21の頃】
【合鍵】

………
【22の頃1】
【22の頃2】
【22の頃3】←今ココ



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



かつて住んでいた
木造トイレ風呂無しのアパートを引き払い
すぐ近くのワンルームマンションに引っ越したんだけど
元のアパートとは殆どご近所
渋谷駅から徒歩10分ていう距離は変わらずのU作の部屋




近くにM黒川が流れてて
春になると
ちょっとした桜の名所

満開の桜が
川沿いの原色のカラフルな手摺や橋の欄干に凭れかかり
時折
花弁が風に舞う
お花見客も大勢いるスポット

よくお忍びで芸能人を見掛けることも多く
テレビの撮影とかもやってて
田舎者のえりサンにはかなり刺激的


そんな桜満開の下
道端にビニールシートを敷き
宴会をやっている団体を遠目に2人
肩を並べて歩いててサ
賑やかな横を通り過ぎる際
「そこのカップルさんもどうですかー?」
とか言われて
「え?いいんですかね?」
とか言われて
ちゃっかり缶ビールとか普通に貰ってるし
そういう軽さは相変わらず


ていうか
「カップルさん」とか言われて
なんか
満更でもない自分が
いたりいなかったり///



並んで歩きつつ
サラッと
「やっぱカップルに見えるのかな?俺たち」
とか言われた日には
え?
どういう意味?
どういう意味?
どういう意味なの?それ?
「カップルに見えるくらいお似合いでラブラブに見える?」
「別にただの友達なのにカップルに見えちゃう(迷惑風)?」
どっちなの?


「う…うーーん…そうだね」
って
ウヤムヤな返答しかできない私なワケでして



そんな
ライトアップされた満開の枝垂れ桜を観ながら
微妙なドラマチックさに何か心躍っちゃってたりして



そんな22の頃
早春
社会人になったばかりの頃





就職活動中は
色々とU作にアドバイスを仰いだりしてサ
結構お世話になっちゃったりもしたんだけど

無事就職が決まって
そのお祝いにU作の部屋で手料理をご馳走になって
そのまま
駅まで送ってもらうために
満開の桜の木の下を並んで歩いていた時







☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




U作「この道の角…覚えてる?」
えり「この角?」


U作「覚えていない?」
えり「ローソンがある角?」


U作「そう その角 電柱のトコ」
えり「うん まあ」


よーーっく覚えています
ハイ


えりサンが19の頃
盛り上がったバイトの飲み会の後
バイトの仲間と一緒にU作の部屋でお泊り
翌早朝
始発電車に乗るべく部屋を出るえりサン
「駅まで送るよ」というU作の申し出を断り
1人でスタスタと歩き出したはいいけど
途中であっさりと道に迷い
そのまま寒空の下彷徨う羽目に
そんな所をたまたまU作に見つけてもらい
結局無事駅まで送ってもらった件
その際に初めて2人きりで歩いた件
初めて携帯の番号を交換した件
初めて「この人ちょっとカッコイイかも?」とか思ってしまった件

その彷徨った時に
U作と鉢合わせた場所
凍える私をU作が見つけてくれた場所
2人っきりで並んで歩くきっかけとなった場所

それが
この角
(【19の頃】参照)




U作「えりが皆とウチに泊まりに来た日」
えり「ウンあの超寒い日」


U作「早朝になって
 皆がまだ眠ってるのに
 えりが1人で帰るとか言い出した時
 玄関先で
 えり…1人でスタスタ勝手に歩きだしちゃったじゃん?
 俺が送るっていうのを断固拒否して」
えり「あーーああ ウンウン」
色々と諸事情があってネ




U作「あの後
 自宅玄関前でサ
 暫く佇んじゃってさオレ
 上着も着込んじゃったし
 そのまま部屋に戻るのも何かなー
 って思ってサ
 しばらくそこのローソン内をウロウロしつつさ
 でも別に買うものもないから
 仕方なく缶コーヒーでも買って
 店を出て
 その角を曲がったら…
 ちょうど そこで」
えり「私と遭遇?」


U作「ハハハハそうそうそう
 泣きそうな顔したえりと遭遇」
えり「酷い顔してたでしょー?
 あの時ワタシ
 超泣きそうな気分だったんだよねー
 道に迷うし
 超寒いし
 焦ってたし
 ほとんど雪山の遭難者の気分」


U作「なんか凄い寒そうだった」
えり「イヤイヤ
 寒いっていうか
 もう凍えそうな感じだったモン!
 あの時だけは
 U作がヒーローに見えたよ」


U作「おおお?
 そうなんだー?
 グッジョブじゃん?自分!」
えり「うんうんグッジョブ」


U作「あの時
 思い切って『駅まで送っていく!』って言ってみたけど…
 かなり超ドキドキだったんだぜー 実は」
えり「えーー?
 そうなの?
 比較的
 普通にサラッと言われた感じだったけど…?」



U作「ハハハハ
 ポーカーフェイスー♪
 でも心臓バクバクー☆
 実を言うとーー
 以前からちょっと気になっててさ
 もしかしたら2人きりになれるチャンス!??
 なーーんて思ったりもしてサ(照)」
えり「えーー(笑)?そうなのー?またまたー(恥)」
何言ってんだよー!!照れるからヤメテー


U作「初めて見たときからーー
 軽く一目惚れ?テキナ?軽めの…ね」
えり「何それー???」
何それ何それ!超初耳なんスけどーー!!!


U作「あの頃はサー
 なんとか2人きりになってサ
 どうにかしてケイタイの番号を聞き出したい!
 って思っててさアハハハハ
 もう!下心満載の若人だよなーオレ!!!」
えり「……えー そうだったんだー」


U作「駅まで送っていく最中
 ケイタイ番号の話題を
 中々言い出せなくて…
 結局
 最後の最後に
 駅前で分かれる際に
 なんとかやっと
 番号を交換することができて
 どんだけ小心者だよーーーー!当時のオレってばよぉぉお」
えり「そ そうなんだー」
逆に
あの頃はあんまりコッチが意識してなかったゴメン


U作「あの後
 初めて電話した時も結構ドキドキもんでさ
 もう
 緊張と興奮尽くしだったんだぜ」
えり「なんか似合わないナー(笑)
 U作ってさ
 女の子に対して
 クールでドライで
 サクサクって感じで接してるようなイメージがあるからー」


U作「お前なー
 俺のこと誤解してるって
 もしかしてただの遊び人だと思ってない?」
えり「思ってるよーー」


U作「ちーがーうーのーにー(涙)
 結構 オレってば
 真面目クンなのにーー」
えり「真面目クンはー
 渋谷センター街で
 女の子を片っ端からナンパとかしないし」


U作「そーーれーーはーー
 ただの暇つぶし
 しかも大学生の頃の話だろ
 今はもうしてないし
 …ほとんど」
えり「してんのかー!」


U作「イヤイヤイヤ
 ほんの年に数回だけだって!
 普段はいたって真面目クンだよ」
えり「真面目クンは付き合う女性をコロコロ変えない」


U作「え?別にコロコロ変えてないし」
えり「今まで何人の女子と付き合ってきたのよー?」


U作「え?7~8人くらい?普通だろ?」
えり「女子だけじゃないし」


U作「時々ニューハーフとも付き合っちゃう?ってかー?
 ゲラゲラ」(【22の頃】2参照)
えり「真面目クンは
 胸倉掴まれて拉致られたヤンキーの団体と
 いつの間にか友達になったりしない」(【ハタチの頃】参照)


U作「ワハハハハ成り行き成り行きー
 『胸倉掴まれたと思ったら
 いつの間にかお互いに肩組んでたでござるー!!!』
 ミタイナーーーー?」
えり「あとーー
 真面目クンはー」


U作「えりに相応しい真面目クンになります!
えり「え」


U作「心を入れ替えます」
えり「え   …うん」










U作「なので僕とお付き合いしてください
えり「え?   …はい」

          
U作「え?」
えり「え?」


U作「え?」
えり「え    … 何?」


U作「『はい』って言った?」
えり「言ってない ていうか何?」


U作「いや言った」
えり「言ってない ていうか何?」


U作「いやいやいやいや言ったでしょー???」
えり「言った…?」


U作「言った言った!確かに言った」
えり「ていうか何?」


U作「何って何?」
えり「ていうか





 …吊り合いますか?私で


U作「むしろそれはコッチのセリフ」
えり「そんなに真面目なコではありませんが…」


U作「そっか
 じゃー不真面目カップルってことで」
えり「あーでも
 あんまり不真面目は困る」


U作「了解!
 時々不真面目
 ほとんど真面目カップル
 ってことでどうでしょ?」
えり「何だかよく分からないけど
 ま いっか(笑)」






………



U作と出会ったのは19歳の頃
それ以来凡そ3年半





バイト先で知り合って
皆でワイワイ飲んで騒いだり
2対2の合コン風に飲むこともあったり
一年近く音信不通になったかと思えば
忘れた頃にふっと電話がかかってきたり
勢い余って
飲んだ後に一夜を共にしたこともあったけど(一回だけね!!)


何となく付かず離れずな間柄
お互いに意識しつつも
微妙にすれ違い



ここ半年くらいで
やっと普通に
一番中電話で喋ったり
一緒にご飯を食べに行ったり
皆で遊んだりできるようになって


そして受けたU作から告白




迷うことなく「YES」で応えました




そんな社会人一年生の頃




「友達」という関係が終わり
改めて「恋人」という関係に変わった
私たち2人





そんな
私たち2人の
オハナシを


もう少しだけ綴らせてください



多分
あと3回…



【23の頃】に続く

| 【連載】U作 | 00:06 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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237、【22の頃2】U作15

【19の頃】
【ハタチの頃】
【21の頃】
【合鍵】

………
【22の頃1】
【22の頃2】←今ココ
【22の頃3】



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



ほぼ一年ぶりに電話で話したU作
いつもと変わらぬテンション
途切れない話題
これまでのブランクが嘘のような会話のラリー


年上なのに
知り合ったときから
なぜかタメ語
そんな親しみやすさは相変わらず


………
ただひとつだけ変わったのは
ちょっとだけ
こっちが慎重になったトコかな?

一年前は
盲目的にU作の懐に飛び込んで
寧(むし)ろこちらから 
ガンガンアプローチを仕掛けて

そして
手に入れた一夜のアバンチュール
でも結局
モトカノの元に去っていったU作

別に
憎いとか嫌いとかいう感情はなかったんだけど
ただ少しだけ臆病になってる自分がいたりして


ちょっとだけ自分の情動にブレーキを掛け
暴走しないように自制して
「もしかしたらU作は私だけの物になるかも!」
なんていう
淡い期待だけは持たないようにして

………



でも
「今度メシでも一緒にどう?」
なんて
誘われちゃうと…

ついついオッケイしてしまう

お互いの日時を調整してしまう

待ち合わせてしまう

オメカシしてしまう

会う直前まで
軽くドキドキしてしまう


そういう緊張感が
あまりにも久々すぎて
心地よさ半分
気分悪くなりそうなカンジ半分

そんな張り詰めた感も
顔をあわせた瞬間に
即霧散



相変わらずの
ホント相変わらずの
ノリ
口調
見た目
そして包み込むような雰囲気


何話そう
どこ行こう
髪型ヘンじゃないかな?
スカート…ちょっと短すぎた?
そもそも…どんな顔して会えばいいの?
そんな悩みは
まったくの杞憂


直接会うのはホント一年ぶり?
でも会った瞬間
普通に毎日会ってたような心安さ

こういうカンジが
こういうカンジにさせてくれるU作が
本当に好きだったりして








☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


U作は
ワタシの持っていないものをたくさん持っている
それが何なのか
具体的に上手く表現できなかった




一緒に居ると
とても気安くて
ノリノリで
ハナシが尽きなくて
でも時折
この人は凄い…的なカンジを抱かせる時があったりして





恋愛経験も豊富だった
というか
ちょっと特殊だった
きっと好奇心旺盛なのか
いろいろなことに顔を突っ込む系?




普通にモテた
ウン分かる
なんか周りの女子が放っとかなそうなタイプだし


でも結構
キャピキャピ系はノーサンキューで
どっちかっていうと
ハードなタイプが多いような?
そんな感じがする



折にふれ
U作の過去の女性遍歴が詳らかになってきてネ

U作の友人と大勢でご飯を食べに行った折や
ちょっと酔いつぶれたU作が
ポロッと呟いた言葉の端々や…
深夜近くまで長電話した際なんかにネ

べ…
べつに
こっちが無理に聞き出そうとしたんじゃなくって
なんとなく向こうから色々と語ってくるし
イチ友人として
この「U作」っていうキャラクターに
とても興味があったから!
だから聞いてた!だけ!
だからねっ///!





ただ
まあ
聞いてて結構面白かった(失礼!)



……




高校時代は部活ヒトスジの青少年で
色恋とは殆ど無縁だったそうで



都内の大学に通うようになって
未だ女の子とお付き合いしたこともない頃


バイト先で知り合った
2つ年下の
田園調布在住(スゲ!!)のお嬢様に声を掛けられ
生まれて初めてのデート


待ち合わせた駅前の喫茶店
ちょっと遅れて席につき
戸惑いながら
コーヒーを頼んだら
先に座っていたカノジョが
既に頼んでいたのは
瓶ビールだったんだって!(え?未成年…)


そんなアーバンな雰囲気に呑まれつつ
リッチでセレブで
ちょっとエッチな
そんな遊び慣れたお嬢に誘われ


そのままラブホテルで初体験
まさに
手取り足取り

感想は
「ヤラハタ(未経験のまま20歳を過ぎること)にならずによかったー」
だってサ
そういうモン?




………

その頃から
なんか気づいたら
いろんな女性から声を掛けられるようになったらしく
「モテ期キタコレ!」とばかりに
リア充生活を満喫し始めたそうで




その田園調布の
家事手伝いのお嬢様を皮切りに
バイト先の高校生とか
同じ大学のクラスメイトとか
会社員・主婦・フリーター・ニューハーフ
直近では
元モデルのバツイチ・セレブの〇〇ネーゼ(【合鍵】参照)
などなどなど
枚挙に暇が無いほどの遊びっぷり


へー
まあ
色々と
経験豊富なんだネー





って

え?


ニューハーフ?!!!!





そこ聞きたい?








☆☆☆☆☆☆☆☆☆





ちょっと話が戻るけど

U作が社会人になって数年

今住んでいる
六畳一間の風呂なしトイレ共同の木造アパートじゃ
ちょっとどうなの?ってコトになりまして
特に深夜帰宅も多くなってきて
お風呂がないのはマズい!
ってことで
近所のユニットバス付きの
ワンルームマンションに
引っ越すことになりまして




友人3人の協力の下
ようやく引っ越し作業が終わった日に
缶ビールやそのほか色々と差し入れを持って
その新居に遊びに行かせていただくことになりまして


まだ解かれていない段ボールやら何やらに紛れて
積まれた革ジャンのポケットから
出てきた一枚の写真
発見したのは友人1


友1「おー!U作ーー!この写真ってー」
U作「うん?おー!懐かしいなー」

友2「どれどれ?あー?例のコ?何年前のヨ?」
U作「もう…4~5年前?くらいかな」

友3「この写真!ホント綺麗だよなー!」
U作「あー そうねー」

えり「えーー?ナニナニーー?誰これー?」
友3人「…え?   えーっとぉ(困)」




胸元の大きく開いた
真っ白なウェディングドレスを身を纏い
キラキラと輝くティアラを冠し
眩いばかりのイヤリングとネックレスに飾られた
超美形な女性の上半身の写真


ナニコノ美人???

クルクルと巻かれた長い髪の毛
ちょっと彫りが深めの
くっきりとした目鼻立ち
キモチ受け口
真っ白な歯並び
たおやかな下唇

当時読み漁ってたファッション雑誌の
どれかで見たことがあるような女性
いや?テレビ番組だったかな?


えり「なんか見たことある…ような気がする
 モデル?
 違うなー    
 芸能人?アイドル?
 そうでしょ?きっとね?ね?」



って聞いたら





U作「実はこのコ
 男の子なんだけどねー




えり「まーーーじーーーでーーー?」






………


詳細はさすがに教えてくれなかったけど
でも
U作が大学生の頃一時期
お付き合いしていたカノジョ(?)らしく


えり「オトコののヒトなのに?」興味津々
U作「だって見た目は全然女の子だし」

えり「でもオトコのヒトなんでしょ?」
U作「なんか 
 そういうのを超越するほどの美人だったんだよねー」

えり「えーーそうなんだー?」
U作「真正面から見据えられるとサ
 マジ身動きできなくなるくらい
 こっちが蕩けそうになるほど
 そのくらいホント綺麗なコだった」

えり「そういう人って女の人より女っぽいっていうらしいよね」
U作「ウン見た目も仕草も完全に女性だったね」



そのカノジョ(?)
普段は(新宿)二丁目?のバーでアルバイトをしつつ
写真のモデルのバイトとかもしているらしく
たまたま結婚式場の花嫁のモデルをしてて
そのデモ用の写真を見せてもらった中から
その際に貰った一枚が
この写真だそうで


えり「確かに…美しい(惚れ惚れ)」
友3人「うんうん本当に綺麗なコだった」



ただ
唯一の難点はサ




そのカノジョ(?)
身長が高かったコト





180のU作に対して
ほぼ同じくらいの上背(やっぱソコはサ元男子だからネ)


並んで歩いてても
どうしても背を小さく見せようと
無意識のうちに猫背になっちゃうんだって
だから姿勢が悪く見えちゃって
とっても残念
だって言ってた

小さい頃から女の子に目覚め
ホルモン注射を打ちつつ
海外に行って手術して
そんな女子で
とっても健気なカワユイコだったらしいけど
色々あって
別れちゃったそうで…


今で言う
はるな愛とか
椿姫彩菜とか?
結構有名だし
そこそこ市民権を得てるじゃん?

でも
その話を聞いた当時って
未だそういう時代じゃなかったし
結構刺激的な内容だったナ






………


ていうかサ
この「U作」っていう人



行動を共にすればするほど
聞けば聞くほど
知れば知るほど
奥が深いっていうか
経験豊富って感じがする
しかもワタシと別世界の経験?

ちょっとアングラ系な?
軽く不良系な?
少しブラック系な?




……

友人が諍いを起こした際も
「やれやれまたかー」みたいな涼しい顔して仲介に入っちゃうし
その後
1対4の状態で囲まれて
胸倉掴まれて
拉致られた4人組のヤンキーとも
気付いたらいきなり仲良くなって
一緒に夜を明かしちゃったりするし(【ハタチの頃】のエピソード)


飲み屋で初対面の隣の人や店員さんとかに
ごくごく自然に話しかけるは
巻き込むは
自然に盛り上げるはするし(【21の頃】のエピソード)


そのまま
お泊りしてしまった朝
えりカレ(当時の)から電話で責められて
そんな状況にU作の元カノが
合鍵使って部屋に入ってきたり…って
そんな軽い修羅場の時も
なんとなく凄い機転で乗り切ったり(【合鍵】のエピソード)




ホント
こっちが思いもつかないようなリアクションをする
そう来るーー?みたいな反応を返す
その発想はなかったワー!的なコトを平然とやってのける



そういうところが
羨ましくて
尊敬しちゃって
たまに引くけど
でも
私には絶対にない部分で







大好きで…



そういう感情が止められなくなりそうになってきて







私なんて眼中にない
大勢いる女友達のうちの
ただの1人としか思われていない


かつて
何かの間違いで
たまたま一度お泊りしたけど…

今では
その一夜のことは
全くなかったこととして
お互いにクチにも出さないし





当然
2人っきりで泊まるなんてことは
まるっきり無し!
な雰囲気
な距離感
な付かず離れずな関係

そうは分かってても



時折…


私のことどう思ってるんだろ…
なんて
ふと
思ってみたりして





でも
怖くって訊けない






「え?友達だけど?何で?」
と一言
言われた瞬間






全てが終わってしまいそうで…








ひさびさの再会後

そんな風に
U作と
一友人として過ごした数ヶ月間




楽しくもあり
切なくもあり…



こんな日がずっと続けばナ…と思いながら
無邪気に過ごした日々
















いつか「友人同士」という関係が



終わる日は来る訳でして…









【22の頃3】に続く

| 【連載】U作 | 00:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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236、【22の頃1】U作14

【19の頃】
【ハタチの頃】
【21の頃】
【合鍵】

………
【22の頃1】←今ココ
【22の頃2】
【22の頃3】



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



読経の音
線香の匂い
畳の上の衣擦れの音
数珠の擦れ合う音
微かに鼻を啜る音
全員が真黒な服装




そんな中


数珠を持ち
喪服のまま
祭壇に向かい
今まさに
焼香をしようとしている最中


喪服のスカートのポケットの中で
小刻みに震えるケイタイ
鳴り響く
その場に最も相応しくない軽妙な着信音
うん
思いっきり「モー娘。」の「恋レボ21」とか?
ぅわぅわ!!って
慌ててスイッチを切りつつ

「空気読め!」的な?
そんな
横で
一緒に焼香をしていた
えりママからの冷たい視線を無視しつつ
恥じ入りながらも
そのまま焼香を済ませまして






………


親戚に不幸があって
えりママの実家に一緒に里帰り中でして



お葬式の最中
線香の煙でむせそうになりながら
読経と木魚の鳴る祭壇を後にし
屋外に出て



ポケットからケイタイを取り出し
電源を入れ
着信画面を覗き込むと






表示された着信履歴は










U作!




え?
U作????




うわ!!!
ひさしぶり!
いつ以来よ?ミタイナ?



あの…
一夜のアバンチュールから
すでに一年近くが経過


その存在すら
すっかり忘れていた…
とは言えないトコロが切ないんだけどネ




ワタシの中では
とても大きく
そして
大切な思い出として
胸の奥底にしまい込んであった宝物

ちょっと寂しく
ちょっとほろ苦く
でも甘酸っぱくて
気恥ずかしい
そんな一夜の思い出

モトカノとワタシの
どちらかを選ばざるを得なくなって
で結局
モトカノの後を追いかけていった




そんなU作が

いったい何の用?



ちょっと
不審に思いつつ
ちょっと
嬉しかったりして 

    
…ケイタイメモリー消さないでよかった(はぁと)





玄関口から
えりママに
「えり!こっち来て お料理出すの手伝いなさい」
「え?あー ウン 今行く」

ケイタイを閉じようとした
まさにその時



再度!
着信!!






着信画面には
メモリーされた「U作」の文字


一瞬戸惑いつつ
ちょっと深呼吸





そのまま
「通話」のボタンを押し
受話部分を耳に当てる






ちょっと電波が悪くて
聞き取り辛い状況

でも
懐かしい声は相変わらず



相手「…あっ///   …もしもし?
えり「もしもし?」


相手「オレ   …分かる?かな」
えり「えーっと?   …ハイ?」


相手「本当に分かんない?オレだって」
えり「って… どちら様ですかぁ?」


相手「なんだよーーオレだよーUさ…く」
えり「あのぉ…どちらにお掛けですか?」


相手「え?



 あ…

 えっと
 襟原さんの
 番号じゃあ…ないですか



 あれっ?間違えた?」
えり「……」


相手「…あ!!!
 すみません!!
 ごめんなさい!!
 なんか
 間違えちゃったみたいで(汗)」
えり「………プッ(笑)」


相手「…え?」
えり「……『襟原さん』だって!笑えるーー」


相手「えー?  何だよーーー!やっぱ えりだろー?」
えり「クスクス」


相手「うーー 何だよ
 マジで間違えたかと思って
 本気でビビったじゃんかーー」
えり「………」


相手「ていうか…本当に分かる?オレのこと」
えり「久しぶりヂャン?」


相手「え?分かる?」
えり「U作でしょ?  何?」


U作「あー…     
 えっとぉ…  
 

 …元気ーー?」
えり「別にぃーー? 普通だけど?


U作「…そ   そっか…」
えり「…………」


U作「今    …バイト中?」
えり「親戚のお通夜中」


U作「え?お通夜?どこ?」
えり「〇〇県」


U作「ずいぶん遠くだなー」

えりママ「えりーー!何してるの!?」



えり「ちょっとゴメン 
 もう行かなくっちゃ
 お料理の配膳とか
 色々とお手伝いしなくっちゃいけないんだ」
U作「あ そっか   ゴメン」


えり「…じゃ」
U作「………」


えり「……じゃあね 切るよ」
U作「あ   …の     さぁ(焦)」


えり「うん?」
U作「また…







 オレから電話掛けるの
 って…



 アリか?

 ナシか?


 どっちの料理ショー????




チェッ
相変わらず調子イイんだから(笑)
軽くイジワルしちゃおーー☆



えり「えっ!?何で!?
U作「やっぱ?
 やっぱそうくる?
 そうだよなー
 ナシだよなー?」


フフフ
ちょっとは反省してるのかな?


えり「…………」
U作「…………」


えり「…………」
U作「…………色々とゴメン」


えり「…………」
U作「…………怒ってる?」


えり「…………何で?別に?」
U作「…………」







ちょっと沈黙





もういいかな?



もう許してあげようかなっ(笑)





えり「…後でサ








 こっちから掛け直すヨ♪

U作「ホント!!!!?(嬉)


えり「あーうん  
 でも…ちょっと 
 遅い時間になっちゃうかもしれないけど」

U作「うんうんうんうん(喜)
 いいよいいよ
 待ってるよ!!!!ずっと!!!



えり「かなり遅くなるかも…」
U作「全然おっけいおっけい!!!!
 ひたすら待ってるから!」


えり「うん


 …じゃ   

 また後でネ」
U作「ウン  じゃあね」




そのまま



ケイタイ 
オフ…







って…

どどどどどどどどどうしよぅぅぅぅぅぅぅぅ///




なんか
いいカンジ?っぽくない?
会話…
すっごく普通ーー!
とってもスムーズーー!
いたってナチュラルーー!


なんか
久しぶりの
ウキウキ感?
軽い足取り
思わず緩む頬
下がる目尻
軽く高鳴る胸


その後の
えりママからの小言も
もう全然馬耳東風






この
一本の電話のおかげで




少し…
ウン
ほーーーんの少しなんだけどネ



何かが
動き始める…
そんな予感?



固まってた油が
少しずつ
僅かに
でも
ゆっくりと
溶け出して
重い機械の歯車が
徐々に徐々に動き出すような?



そんなコトを感じつつ


田舎の
漆黒の闇夜
満天の星空
鳴り響く虫の声



喪服のまま
ケイタイを抱きしめた

そんな
22の初秋




【22の頃2】に続く

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