エロ(えり)可愛い姉さんのランジぇりィ

原色系な高校時代。パステル系な大学時代。 黒系なOL時代。今?基本オールマイティ(ランジぇりィの色的な意味で)

2010年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年12月

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242、尻尾の生えたカノジョ

えりサンの、妄想・夢想・空想9割の、
「尻尾(しっぽ)の生えたカノジョ」というオハナシ。


………


その尻尾は、細くて長くて色白 。うっすらと産毛があるけど、でも絹のようにすべすべした肌触り。長さは、そう、お尻の上…腰のあたりから肩甲骨くらいまで?時には虚空にピンッって屹立していたかと思うと、場合によっては、弛緩して床にだらんと横たわったり。一応、自らの意思で、意識してクネクネと動かすこともできるらしい…そんな不思議な尻尾をもつカノジョ。


ラブホテルのベッドの中央にちょこんと正座したカノジョ。お風呂上がりの、少し湯気の立ったそのカノジョの背中越しから、ピンク色のバスローブの結び目を外してあげると、心なしか呼吸が荒くなった気配。シャンプーの香り立つ、茶色がかった指通りの良いショートボブの頭髪が、キモチ小刻みに震えているような?そんな俯きがちなカノジョ。普段、真正面から見据えると、愛くるしい八重歯のはっきりとした口元、フェアリーでラブリーな少し垂れ気味の両目。濃く太くそして長い睫毛が白い素肌とのコントラストで妙に映える。


すべすべとした撫で肩から、流れ落ちるように肌蹴落ちていく薄手のバスローブ。首元に光る細いシルバーのネックレス。両耳朶(みみたぶ)に開けられた小さなピアスを、ゆっくりと指先で触れてあげるだけで、既に両肩が細かく震えだす。項(うなじ)から背骨のラインを通り抜け、腰までの華奢で滑らかなカーブに手のひらを這わせると、軽く汗ばんだ弾力のあるモチ肌が、ねっとりと吸いついてくる。荒い息を吐きながらも、震える両手で肌蹴落ちたバスローブを丁寧に枕元に畳むと、そこに一糸纏わぬほんのり桃色がかった全裸の細い肢体のカノジョが、薄暗い室内に浮かび上がる。


心地よさに興奮しているのか、既に小さく肩で息をしはじめるカノジョ。その腰の周りを、ゆっくりと指先で擦(なぞ)りながらも、ふるふると揺れ動くカノジョの腰に生えた細長い尻尾を、優しく片手で包み込んであげる、と…即!ピクンッ!と弾けるように全身を反応させる。前のめりに俯きながら、両太腿に手を付き、堪えるように全裸のカラダを小さく震えさせているのを見ると、たまらなく愛おしくなる。


片手で軽く握ったカノジョの尻尾。優しくゆっくりと根元部分から先端に向かって滑らせていくだけで、
あぅぅッ…ん///
背中越しに小さく呟くカノジョ。表情は見えない。ユラユラと動く尻尾を、両手でソフトに握りしめ、そのまま柔らかい先端を指先で触れてみると、即!
あっ…ダメッ///
って囁(ささや)くのネ。思わず力を緩めると、不意にこちらに顔を向けるカノジョ。紅潮した頬、汗ばんで髪の毛の貼りついたおでこ、潤んだ瞳、テラテラと濡れたように光る厚めの唇。
ダメなんですよぅ///そこ…凄い弱いんですぅ///
と言いながら、クルリと身体をこちらに向けると、その動きに合わせて、私の手のひらから尻尾がスルリと逃げていく。そのまま勢いよく唇を近づけてくるカノジョ。汗と、柑橘系のコロンの染みついた体臭と、そして生々しい唾液の匂いに包まれながら、舌先を絡ませてくるカノジョ。時折…ピチャッ…ピチャッと発する音がもう!艶っぽくって、不道徳で、超エロティック❤


ベッドの中央に優しく押し倒され、バスローブの胸元を徐々に開かれていく。袖にバスローブが通ったまま、お返し…とばかりにカノジョからの愛撫が怒涛の如く始まる。舌先で舐められ・転がされ、唇で吸われ、歯を立てられ、指先で摘ままれ、爪先を軽く立てられる。カノジョの指先と舌先に、仰向けになった下半身が、どんどん蹂躙(じゅうりん)されていく。心細げに腰に巻かれた細い紐を、スルリと解かれると、バスローブに隠されていた、お風呂上りの私の全身がすべて、仄明るい照明とカノジョの視線の前に晒されていく。


全身を這う、カノジョの舌先に身体を任せていると、胸元に置いた自分の右手首をカノジョに軽く掴まれ、手のひらを私の手の甲に宛(あてが)われ、そのまま自分の下半身へと誘(いざな)われる。無抵抗のまま、自分の下半身を自らの指先でゆっくりと、撫でるように、なぞるように動かし続けさせられている時点で、既にもうちょっとヤバめ!ワタシ///!


気付くと、スルリ…と第2関節まで入り込む自らの中指。どこに?え…?うん、18禁なトコに。恍惚感に支配されながらも、僅かに残った理性が、何とか淫乱で淫靡な指先を、その場に何とか留めていたのに…。防戦虚しく…手の甲に宛(あて)がわれたカノジョの手と指に促され、そのまま人差し指と…薬指までもが、濡れそぼった自らの下半身の中へと沈みこんでいく。…そのまま前後左右に動かされると、ついつい腰を上げ…小刻みに回し…無意識に前後に動かしてしまう…。目を閉じたまま、目の前数センチに覆いかぶさったカノジョの荒い呼吸音を感じながら。


散々焦らされ責められ撫でまわされた後、私の右手の3本の指先を、私の目の前に見えるように晒すと、とろんとした視線のまま窄(すぼ)んだ唇に1本ずつ順番に咥(くわ)え、何度も何度も前後に動かす。3本の指先についた私の潤滑油を丹念に舌で拭(ぬぐ)い去った後、そのまま再度唇を重ね、舌先を絡ませられると、うっとりとした陶酔感に満たされて、もう前後不覚になりそうになる。


肩越しにぼんやりと見える遠い間接照明。素肌に直に触れる滑らかなベッドのシーツ。なんとか意識を保ちつつ、精一杯の抵抗を試みて、上と下…カノジョと場所をチェンジしようとすると、意外と素直に従うカノジョ。髪の毛を掻きわけつつ恥ずかしそうに両脚を閉じたままのカノジョを真上から見詰める。弾力のある小振りな両胸を両手で覆い、少しだけ揉みあげると、
んーーーーーーーっ///
と慎(つつ)ましげに囁くカノジョ。超ぷりてぃ♪うっすらと汗ばんだ素肌を伝い、閉じられたままの内腿に指先を滑(すべ)らせてみる。丁寧に剃りあげられた股間の部分が徐々に顕わになる。その隙間から、カノジョの尻尾の先端がひょこりと顔を覗かせるのが、何かちょっと不思議なシチュエーション(笑)。


そんな尻尾を再度手に取り、鼻先に近づけ、カノジョの血流を感じる温かく細いその先端をそっと口に含んでみる。うん?太さ的には?そうだナ…ハンドマイク?くらい?カナ。その柔らかい質感の先端付近をゆっくりと握りしめながら、舌先でチロチロチロと舐めあげてみる。柔らかな質感が徐々に硬く、そして何となく太くなっていくのが分かる。カノジョったら目を閉じ、顎を上げ、気持ち良さそうに…そして何かに耐えているかのように…カラダを捩(よじ)り、両腕両脚を突っ張り、声にならない声を上げ、どんどん汗ばんでいく。そのまま、尻尾をちょっとだけ両手で強く握りしめ、口で咥え、舌で舐めあげ、唇でしゃぶりつくし、唾液で濡らし、上目遣いのまま上下に啜(すす)りあげると、
ぃやぁーーんんーーーー❤
という高音の…泣き声まじりの可愛らしい呻(うめ)き声を上げるカノジョ。


善(よ)がり、呻(うめ)き、喘(あえ)ぎ、嬌声を上げながら体を捩(よじ)るカノジョ。ピンと張ったカノジョの尻尾を、そろりと自らの下腹部へと誘(いざな)ってみたりして…///。別に嫌がらない、むしろ呼応するように腰の位置をずらしてくれるカノジョ。あれ?いいの?カナ…。ていうか、もう止まらないシ。


うっすらと湿り気を帯びた私の下腹部…両脚の付け根。さっきまでカノジョに散々苛め抜かれた箇所、その部分へとカノジョの尻尾の先端を静かに押しあててみる。ビクリと反応するカノジョの下半身。気持ち大きく膨らんだ感のある尻尾の先端。緩やかなカーブを描いて私の下半身へと、案外普通に…何の抵抗もなく、滑るようにスルリと潜り込んでいく。
は はいった…ぁ///
全体にうねりながらも、適度に硬くなっていく尻尾の先端。
もうやだ///
もうだめ///
もう…我慢できなくなっちゃうぅ///
絞り出すように、唱えるように口走るカノジョ。ってそれはコッチのセリフだよぅ///。
なにこの不思議な感覚。


私の下腹部に埋まりこみ、嵌(はま)ったままの先端がそのまま、ゆっ…くりと奥へ奥へと入り込んでくる。思わず両腕を突っぱねて抵抗しようとしても、カノジョの押し込んでくるチカラと、押し寄せる快感に抵抗する術もなく、
はぅっっっっ♡
と恥ずかしげな声を出してしまう。


切なげに眉間に皺を寄せたカノジョに背中を両腕できつく抱きしめられ、逃げられない体勢のまま、腰を上下に移動させられ…るぅ///。カノジョの尻尾が、内壁部を擦(こす)りあげ、突き抜けていく一瞬、まさに止まる呼吸。そして激しく貫く快感の波。カノジョが腰を退き、入り込んだ尻尾がいったん引き抜かれそうになると///思わず根元を掴みつつ、腰をスクロールさせて再度引き込んじゃう。


背中を両腕で掴まれ、両脚で腰を挟まれ、尻尾で下半身を拘束され、舌と舌を絡め合せ、細かく動く腰の動きにどんどん理性が逃げ始めてしまう自分。熱く荒い呼吸をクロスさせながら、ゆっくりと無意識のうちに前後運動する腰。激しい動きを助けるように、絶え間無く下半身から溢れ出てくる、滑らかでトロリとした潤滑油。いつしか溢れ出し、カノジョの尻尾を濡らし、滴(したた)り、汗と混じり合っていく。薄暗い室内に重なり合う呼吸音、擦(こす)れ合い混ざり合う白く華奢な肉体、そしてシンクロしていく2人の心と心。魂と魂。


いつ果てることのない快楽と愉悦の波に襲われ、2回目の絶頂以降は数えることすら忘れてしまった。たぶん10数回…。汗ばみ、全裸で絡まり合ったまま、疲れ果てベッドに並んで横たわる2人。


そんなカノジョの尻尾の先端部分に絡みついた愛液の残りを、丁寧に舌先で拭(ぬぐ)い取ってあげる時、恥ずかしそうに頬を染めるカノジョ。

そんな風に2人、背徳的な世界に堕ちて行きながら、いつしか眠りに落ちていくのでした。






………


そんな、
えりサンの、妄想・夢想・空想9割のオハナシ…でした❤


ということは、残り1割は?
ウン。
回想…。






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↑今、3位です。ありがとうございます♪押したら2位になるかも。

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241、続・片づけられない女

以前、訳あって職場のA子チャンと共有していたパソコン。今現在はほぼ100%、A子チャンの第2の私有パソコンとなっている状態なんですけど。たまたまメンテナンスのために、一時的にえりサンがそのパソコンを使う必要が出てまいりまして。


実はえりサン、かなり綺麗好きでして。基本的にデスク周りは常に、整理(余計なものがない状態)、整頓(必要なものが必要な場所に配置されている状態)、清潔(綺麗に拭きあげられている状態)でないとダメな女子でして。対して、そのA子チャンなんですがー、いわゆる「片づけられない女」な訳でしてネ。なので、そのA子チャンが使っているパソコンのあるデスクの上には、書類やらファイルやら文房具の他に、飲食物(!)などなどが占拠している状態なのでしてネ。なんていうかラビリンス風な?ダンジョン風な?分かりやすく言うとジャングル風な?大和言葉で言い表すのなら「色々な食べ物がお供えされた神棚風」な?そんなデスク上の状態だったんですけど。ていうか、まあ相変わらず、パソコンモニターの左右には書類やファイルが堆(うずたか)く積まれ電話のコードがグニャグニャに絡まり合っちゃってて。ウンウン気にしなければ…問題ないし…。まあ、キーボード周りにスペースが有って、マウスが書類に埋もれていないだけ、ま…まあ以前よりはマシなほうじゃない?


そのパソコンを使う当日、A子チャンに「えりサン、今日は午前中しかこのパソコン使いませんので、午後からは自由に使ってくださいネ☆」って言われ、午後になってからえりサンが使うことになったんですけどネ。

うんうん全然気にしないよ…
キーボードの横にジュースの空き缶が置いてあったって。
捨てようと思ったら、まだ半分くらい残ってるし…。

大丈夫だよ…
ジュースが半分くらい入ったグラスが置きっぱなしになってたって。
表面に浮いているのは埃?うわぁ…。

な…泣かないよ…
キーボードの下から飴の包み紙が出てきたって。

た…耐えられるよ…
マウスのトコに綺麗に畳まれたビニール(セロファン?)が置いてあって、何かな?と思って手に取ったら、
コンビニおーーーにーーーぎーーーりーーーの包装紙ーーーーー。


落ち着いて!落ち着いて!仕事に集中集中!と念じながらパソコンを起動したら、デスクトップ上に広がった夥(おびただ)しい数のアイコン。いろんなファイル類に、画面一面、ほぼ埋め尽くしている状態!!!ちょ!!!必要なソフトを起動したいんだけどアイコンが多すぎてショートカットが見つからないし。って、マウスを動かそうとして手を置いたら、なんかベタベタするんだけど。コードは引っかかるし!ていうかボール式の旧式のマウスなんだけど、微妙に動きが悪いっていうか、思った所に動かないって言うか…きっとマウス内のボールにも細かいゴミがこびりついているんだろうなー?とか思いつつ、さり気なくモニターを指先で軽く拭(ぬぐ)ってみると、指先に付着した埃(ほこり)。もうその辺になるともう、「どんなことがあっても挫けないの私」…状態になりました。


引き出しを開けたら、ビニール袋に包まれた食べかけのサンドイッチやら、半分くらい齧ったカロリーメイトがあった時は、さすがに、



なん…     だと

ってなっちゃいましたけどネ。
やっぱり、どう見ても魑魅魍魎の跋扈する伏魔伝状態でした。本当にありがとうございました。






関連「195、片づけられない女

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240、【23の頃】U作17

【19の頃】
【ハタチの頃】
【21の頃】
【合鍵】
【22の頃】

……
【23の頃】←今ココ



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



何故だか
かなりの確率で
外人さんに声を掛けられることの多いU作

2人で
都内で地下鉄を待っていた時

外人「イクスキューズミー?ペラペラペラペラペラ?」
U作「え?はい」
えり「……」

外人「ペラペラペラペラペラペラ?」
U作「うんうんイエスイエス」
えり「……」

外人「ペラペラペラペラペラペラ?」
U作「そうそう表参道駅はここからあと2つね」
えり「……」

外人「オーサンキュー(笑顔)」
U作「いえいえーどういたしましてー」
えり「……」



えり「凄いねー!英語分かるんだ?」尊敬の眼差し
U作「いや全然分んない」

えり「えーー?」
U作「だって今の外人さん…殆ど日本語だったし カタコトだけど」

えり「えーー?そう言われてみれば確かに…」
U作「ユーアウェルカムくらい言えば良かったかな?ハハ」



日本語と「イエス」と身振り手振りだけで
会話を成り立たせてしまうU作
外人さんが近付いてくると
ついつい目を合わせないようにしてしまう
島国根性丸出しのえりサン
に対して
どんどんウェルカムオーラを発しているU作
英語…全然ダメなくせに


そういう雰囲気?
そういう度胸?
そういうバッチコイ気質?
みたいなモノ?
いつもいつも感心しきりなワケでして





そんな
長い間友達関係だったU作と
紆余曲折の末
やっと恋人関係になれたのは
えりサンが
ちょうど社会人になったばかりの頃





☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

その当時…
とにかく
無我夢中で
仕事を覚えました

新入社員当初は
電話の受け答えひとつできず
教育係の先輩に迷惑をかけつつも

内線電話と外線電話の呼び出し音の違いにあたふたし
excelをいかに自己流にやっていたかを思い知らされ
名刺交換をしようと思ったら名刺入れを忘れてたり

そんな
不慣れなことづくしだったけど
それでも一所懸命
緊張感を持って仕事を覚えていったんですけどネ




………

ちょっとしたミスをしちゃいまして



いや
別に
周囲に迷惑をかけたわけでも
ひどく怒られたわけでも
ましてや会社に損害を与えたとか?
そんな大げさなモノではなくって
ほんのイージーミスだったんだけど


上手く言えないんだけど
無性に
なんか
溜まってたモノが溢れそうになった…ていうか
堪えていたモノが抑えきれなくなった…ていうか
張り詰めてた糸が切れちゃった?
みたいな感じだったんだと思うんだけど




……

会社からの帰路
いつも乗る電車を見送り
ホームを降り
別の路線に乗って
そのまま
U作の家に向かいまして


月に1~2回は
週末に
泊まりに通ってたりはしてたんですけど
平日に
しかもノーアポで行くのって
かなり久々でして



一応
「今日寄らせて」ってメールだけはしておいたんですけど
帰りがいつも深夜近いU作
最悪…二言三言喋れれば
それがムリなら
顔だけでも見れれば…
そんな
ちょっと切羽詰まってた心理状態だったんですけどね





…………


U作家には合鍵で入って
普段なら
テレビ観たり 
先にお風呂入ったりするんだけど
その日は
U作が帰ってくるまで
まんじりともせず
膝を抱えて 
ソファーに座っていたワケなんですよ




U作もね
仕事をできるだけ早めに切り上げて
早めに帰宅してくれまして
(っていっても夜22時過ぎてたけどネ)



普段なら
真っ先に
ビールを飲むかシャワーを浴びるU作


その日は
帰宅してみると
自分のカノジョ(=えりサン)が
テレビもつけず
部屋着にも着替えず
ソファーに体育座りしているのを見て
さすがに尋常じゃないって思ってくれたのか
「どうした?何かあった?」
って
ソファーの前のテーブルに座って顔を覗き込んでくるワケ





何かあった?
って訊かれると
具体的に
こんなコトがあった…とか
こんやヒトがいた…とか
こんな不満があった…とか
あるわけじゃないんだけど


何か
ホント
漠然としない
何かを
吐き出したくって

でも
だからどうして欲しいの?って訊かれると
特にまぁ
顔が見れれば
願わくば
軽くハナシを聞いてもらえれば…
くらいしかなくって





そんな葛藤があって
話し始めるのを躊躇していたら

U作
ちょっと席を外して

しばらくしたら
フッって
目の前にコーヒーを出してくれて
スーツ姿のまま
ネクタイだけ外して
目の前に再度座って



U作「で…どうかした?」
えり「ううん 別に」

U作「仕事?」
えり「…うん………まあ  …ちょっとね」

U作「ミスった?」
えり「………うーーん  ……少し」

U作「トラブった?」
えり「…………いや そんなには」

U作「怒られた?」
えり「…………ううん 全然」







そんな風に
少しずつ話を引き出してくれて

気がついたら
今まで溜まっていた
小さな
不安や不満
蟠(わだかま)りなんかを
延々と話し始めている私がいたりして



ホント
どーでもいいような
微小な
些細な
瑣末な
重箱の隅…的な
そんな事柄なんだけど

一つ一つが
澱のように積もり積もっちゃって
いつしか
ワタシのキャパシティーぎりぎりのトコにまで来ていて

今までなんとか
表面張力で耐えていたんだけど
ほーんの
小さな衝撃で
一気に決壊して
流れ出して
溢れ出して
もう
抑えの利かない状態になっちゃって

そんなカンジ?
そんな愚痴



そんな
細々(こまごま)としたハナシを
ひとつずつ拾ってくれて
って言っても
別にアドバイスをくれるワケじゃなく
ただ
直視したまま
黙って

ウン…


ウン…


そうなんだ…


そうかー…




って
聴いてくれてるだけなんだけどネ



いつも
どちらかというと
2人の関係って
「一方的に喋るU作&黙って相槌を打つえりサン」
っていう図式
飲みに行くと隣の席のヒトとかも仲良くなっちゃうU作
たまにケイタイで会社のヒトや取引先(?)と話しているのを聞くと
とても流暢に 
そして的確に話しているのが分かる

社会人としては2つ先輩
法人営業を取り仕切る饒舌な営業マン
豊富なボキャブラリーと
博学な知識で
説得上手
語り口は 
時に冷静沈着 
時に情緒的





そんなU作が
小一時間
ずーーっと
黙って
視線を逸らさずに
どうでもいいような愚痴を聞いてくれている


なんか
それだけで
もう満足しちゃって





溜まっていたものを
すべて吐き出したら
何かすっきりしちゃって




えっとぉ
どうしよう…
って思ってたら







U作「風呂入る?」
えり「え?シャワー?でしょ?」
U作「いや…お湯張っておいたから」



U作の部屋の備え付けのユニットバス
扉を押し開けると
全面ベージュの壁面に明るめの照明
2畳くらいの狭いスペース
真正面にトイレの便座があり
その真後ろに水洗タンク
シャンプーやボディーソープ ムース 歯ブラシ等々が
そのタンクの上に所狭しと並べられた状態

その真横に
ビニールのカーテンに仕切られた
狭いバスタブ

お湯を溜めて浸かることも可能なんだけど
そうすると
トイレの便座のトコでカラダを洗わなくっちゃいけないワケで
なので
普段はシャワールームとしてしか使用していない
そんなバスタブ






「こういうときはサ お湯につかって疲れを癒しなよ」
って
ワタシの愚痴の合間に中座して
バスタブを洗って
お湯を張ってくれていたらしくって





そんな厚意を
ありがたく頂戴しまして

まあ
追い炊き機能がないモンで
ちょっと温(ぬる)めのお風呂ではありましたが
それでも 
じっくりと
浸からせていただいて

ココロも
カラダも
充分に癒してもらいました






…………

具合の悪い人がいる場合
その調子の悪い箇所に
手のひらを直に当てることにより
その患部を治癒した
…というのが
いわゆる「手当て」の語源と言われておりますが

医療的な根拠があるのかどうかは知りませんが
まあ実際に
アタマやおなかが痛くなったとき
その部分に手のひらを当ててもらうことによって
気分がよくなる(ような気がする)ことが間々あるナー
なんて思いつつ





☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

お風呂上がり

狭いシングルベッドの中で

U作の腕枕に頭を預け
そのまま
両腕で
ぎゅーって抱きしめてもらっちゃったりする

密着した…というか
接着した状態のまま
薄手のパジャマと
表皮を通して感じる
U作の体温
息遣い
鼓動
血流
四方から包み込まれるような安心感…





U作の健全な血流が
ちょっとお疲れ気味なえりサンの血流を
徐々に
そして自然に
矯正していくような
そんなカンジを味わう…

まさに「手当て」







目を閉じ
ボディーソープの匂いや歯磨き粉のミントの香り
そんなU作の
すべてを 
カラダで感じつつ
規則的な
U作の寝息を感じながら



そのまま
えりサンも眠りに落ちていくのでした♪








☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


友人とよくカラオケに行くんだけど
その当時は
イマドキの流行歌よりは
どちらかというと
昔のフォークソングとか演歌とかにハマっちゃいまして


有名な…
かぐや姫の「神田川」の中のワンフレーズ

『若かったあの頃
 何も怖くなかった
 ただ
 あなたの優しさが
 怖かった』




U作と付き合いだした
その頃
初めて
その歌詞の意味が実感できた…
ような気がした



U作のお陰ですごく強くなれてる私がいる
でも
こんなにU作に依存しちゃっていいのかな?
もし
U作がいなくなっちゃったらどうしよう

そんな風に色々考えつつも

でも
どんどんU作に傾注していく自分がいたりして…




そんな
23歳の頃




【25の頃】に続く

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