エロ(えり)可愛い姉さんのランジぇりィ

原色系な高校時代。パステル系な大学時代。 黒系なOL時代。今?基本オールマイティ(ランジぇりィの色的な意味で)

2011年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年07月

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265、【25の頃】U作18

【19の頃】 
【ハタチの頃】
【21の頃】
【合鍵】
【22の頃】
【23の頃】

……
【25の頃】←今ココ



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



見通しのよい横断歩道で信号待ちの際
車が来ようが来まいが
じっと歩行者用信号機が「青」になるまで待つのが
えりサン

「は?なんで?車全然来ねーし 意味わかんね」って
スタスタスターと
横断歩道を渡ってしまうのが
U作

エビフライの尻尾を残すのがえりサン

頭から尻尾までバリバリ食べつくしちゃうのがU作

街中を一緒に歩いてても
わが道を行くが如く
物凄いリーチの長さで
まるで走っているかのような速度で歩くのがU作

真冬でコート・マフラーを着込んでいるにも関わらず
息を切らし軽く汗ばみながら
早足で後から付いて行くのがえりサン

そんな…
微妙に違う私たち2人

………

そんなU作と恋人になって
既に2年くらい経った頃

パズルのピースのように
お互いの凹凸が上手く嵌るって言うか
お互いに不足しているところをさり気なく補完しているっていうか
とても心地よい
そんな2人の間柄

とU作はいつも語ってくれるんだけれど

私的には
いつもU作に
頼りっぱなし
感心しっぱなし
支えられっぱなし

時折
この人を私だけが独占している
って状況に
舞い上がりそうになりつつ
怖くなりつつ

全部を晒したつもりだったんだけど
何一つ隠し事はなかったはずだったんだけど





とても大切で
とても核心で
すごく重要なことを

一つだけ
U作に秘密にしておりまして

というか
言えなくて

言ったら
どんなリアクションをされるのか
ちょっと怖くて


でも
どうしても言いたくて
話したくて
私の全部を受け止めてもらいたくて






☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

話が少しだけ逸れるんだけど

えりパパのことを
ちょっとだけ語ってみたいと思う



実はネ…
えりパパはね
えりサンが中学生の頃から
脳の病気で
ずーーっと病院のベッドに寝たきりな状態でして


ストレスの溜まる仕事をしていた…っていうのと
それ故?
飲むときは浴びるほどお酒を飲む…っていうのが遠因?なのかな
ある朝
出勤しようとした際に玄関先で倒れちゃいまして

最初は軽微な脳障害?
みたいな感じで
自宅で療養&リハビリしてたんですけど

一人留守番してる時に
軽く躓(つまず)いた際に
打ち所が悪かったみたいで
そのまま
自宅の布団で寝たきりの状態になっちゃいまして


専業主婦だったえりママも
パパが療養中になってからは
フルタイムの仕事に就くことになって…
えりサンも学校があるし
なので
日中にパパの
お世話をすることができなくなっちゃいまして
仕方なく
自宅から
ちょっと遠くの病院に入院することになっちゃったのネ


……
仕事のない週末は
えりママが
病院に入り浸って細々とお世話をしていたんだけど

その変わり
平日と土曜日の
えりパパのお世話は
全部えりサンが担当でして
(とはいっても部活とかがあって毎日通えるわけではなかったんだけどネ)

授業が終わって部活が無い日は
ダッシュで一旦自宅に戻り
洗濯済のタオルや寝間着なんかを
大きめのスポーツバッグにギュギュって詰め込んで
わざわざ電車とバスを乗り継いで
小一時間かけて
えりパパの病院に通っていまして


………
いわゆる
寝たきりな状態っていうのは

全身は完全な麻痺状態
動かせるのは眼球だけ
発せるのは唸り声だけ
唯一できる自己主張は涙を流すことだけ


白髪交じりの坊主頭の髪の毛
頬骨の浮き出た顔
窪んだ眼窩
グーの状態で固まった両掌
硬くそして厚くなった両手足の爪
オムツを宛(あて)がわれ
骨と皮の状態に
着古した浴衣を着せられ
寒々しい病院のベッドに横たわって
どんどん痩せ細っていくワケ


週一くらいのペースで
電気髭剃りで不精ひげを剃ってあげるのも
えりサンの役目だったんだけど 
なんだか喜んでいるような?
そんな表情を浮かべるパパ

えりパパの楽しみは
えりサンがお見舞いに行ったときに
聴かせてあげる
ポータブル式のラジオ


普段は自分で操作できないから
えりママや
えりサンが来たときだけ
イヤホンを耳に差してあげて
スイッチを入れてあげるんだけれどネ


当然言葉を発することはできないから
会話は全く無いんだけれど
でもそうやって一緒に過ごす時間・空間が
ちょっと特殊な私たち親子のコミュニケートタイム

………
えりサンが高校生になって
アルバイトが忙しくなっちゃって
平日に病院に通えるのが週に1~2日くらいになっちゃったんだけど
逆に日曜日は15時頃にはバイトが終わるおかげで
夕方早い時間には毎週病院に通えるようになりまして


一週間の中で
えりパパの唯一の楽しみが
日曜夕方の「笑点」を観る事

テレビカードを
備え付けのテレビに差込み
イヤホンを付けて
テレビをつけてあげると
画面に食い入るように見つめるえりパパ

そんなテレビを観ながら
嬉しいのか
悲しいのか
呻きながら
いつも頬を伝う涙


そのまま夕食の時間になるんだけど

えりパパ…
固形物は一切受け付けないから

ご飯をミキサーにかけたものと
おかずをミキサーにかけたもの
所謂ペースト状なモノ?
それが夕食


その
おかゆ状の食事をスプーンで掬(すく)ってあげて
あーんって
半開きになった口に運んであげると
ゆっくりと
あむあむしながら静かに嚥下していくんだけど


よく咽(むせ)るのね


不意に!


ゴホッ!!!!
ゴフッ!!!!
バフッ!!!!

って
咳き込むのは大抵デフォ

ちょうど真正面にいる
えりサンの顔面から胸元にかけて
ご飯粒とか飛ばされるんだけどネ


焦点の定まらない目でね
「えりゴメン」って
言っているような
言っていないような



………
そんな
えりパパ…(&えりママも)

何を嫌がったかっていうと


会社の同僚とか
友達とか親戚とか
ご近所さんとかからのお見舞い

いわゆる
パパが健康だった頃を知っている人に
今の
この状態を見られること!

なので極力
病室へのお見舞いはご遠慮いただいていたワケなんですけどネ


当然
えりサンが誰かを病院に連れて行くことも皆無でした


大学時代に付き合った彼氏にね(【合鍵】参照)
チラッとだけ
えりパパのこと喋ったことがあったんだけど
何か
物凄く拒絶反応を示されちゃってサ
別に
一緒にお見舞いに行ってほしいみたいなことを言ったわけじゃないんだけど
「オレは無理!病院とか無理!超苦手!匂いがダメ」
みたいに全力で言われちゃって

ああ
私の家ってちょっと普通じゃないのかな?
なんて少し後ろめたさを感じたりしちゃったんだけどネ
ちょっとだけトラウマになっちゃってネ

なので尚更
他人に我が家の事情を話すことなんてなくなってたんだけれどネ



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

話を戻します


社会人になって
U作と
正式にお付き合いすることになって

2年ほど経ったある日曜日


U作をネ


連れて行ったんです
病院に



ていうか
ぶっちゃけ
えりママやえりパパの意向や
昔の彼氏のトラウマみたいなものもあって
微妙に戸惑っていた私だったんだけど

何かの拍子に
「えりパパって何してる人なの?」
みたいな会話から
「うーん 実はね」
なんて重い口を開いた所

是非とも会いたい!お見舞いに行きたい!

逡巡しているワタシに
「だって えりのお父さんだろ!逆に挨拶しない方が失礼だから」
って押し切られちゃって
(そういう所は凄く強引な人でして…U作って人は)



………

病室に入って
「パパ おヒサー♪」って声を掛けると
ぅうーぅうー
…って
いつものように
こっちを凝視しながら
涙を流すのネ

「ウンウン今『笑点』見せてあげるからネ」
って言いながら
イヤホンをセットして
テレビをつけて
そんなパパを横目に
バスタオルや浴衣を交換し
買ってきた紙パックの飲み物をテーブルに並べ
ゴミ箱の整理やら
髭剃りの掃除やら
細々(こまごま)とした作業をするワケ
(オムツだけは看護士さんか専門の介助士がやるんだけどネ)


しばらくしてから
えりサンの真後ろに立つ
背の高い男の人を紹介するのサ


えり「パパーー分かる?」
パパ「…………」

えり「この人ーー
 今ーー
 えりサンとーー 
 お付き合いしてるヒトだよー
 松田サン(U作の苗字ね)」
パパ「…………」

U作「こ…こんにちは…はじ はじ はじめまして
 えりサンと
 お付きあう…
 お付き合え…
 お付き合い…
 させせせていただだだいております
 松田といいます」   

超どもってるしー(笑)

※「松田U作」は松田優作から取っていますので、当然仮名です


えり「パパー?分かるー?松田さんだよー」
パパ「…うー」

えり「えりの彼氏だよ?分かる?」
パパ「うー…うー」


えりパパに
自分の彼氏を紹介したのは
実は生まれて初めてのコトなんだけどネ

パパのリアクション?


ほぼ無言で
時折搾り出すように
「あぅーーうーー」
って言うだけで
いつものように
涙を流していたけど

だから
初めて見るU作にとっては
全然意味が分からなかっただろうけど

凄く喜んでいた!
純粋に!
ちょっとホッとした


夕食の時間になって
スプーンでご飯を口に運んでる間
えりサンの後ろで所在なさげに
パイプ椅子に座ってキョロキョロしているU作

時折咽(むせ)るえりパパ
ワタシの服に付いたご飯粒を
ハンドタオルで拭きながらも
軽く2人の動向に気が気でないえりサン



テレビ画面を凝視しながらも
時折
U作の方に目を移すパパ

病室っていうシチュエーションに慣れていないU作
あちこちをキョキョロしていて
そんな
えりパパの熱視線に気づいていないかも



そんな
ほんの小一時間の対面を終え
病院を後にした私たち…




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

U作
どう思ったのかな?って
帰り道
ちょっとドキドキしてたりして…


病院の最寄りの駅のホームで
唐突に言われまして


U作「えりってサーやっぱ凄いわ
 オレなんか全然敵わないなー」
えり「え?何が?」


U作「お父さんのお世話…?中学生の時からずっとしてるんでしょ?」
えり「うんーーまあネ」


U作「今日初めて思った えりのコト尊敬できるって」
えり「えーー?何?急に」


U作「えりには
 オレにない部分がいっぱいあるって
 そんな風に
 いっつも漠然と思ってたんだけど
 

 でも
 今日
 具体的に
 その部分が何なのかが
 ようやく分かった」
えり「えー?何よーーー?」


U作「えりの…芯の強さの秘密みたいなものの訳が
 今日初めて分かった」
えり「何?何?えー?何?」


U作「オレみたいにチャラチャラしてない
 地に根を張ったような
 そいう強さみたいなものが
 分かった」
えり「何それ?褒めてるの?」


U作「…こんを前提に…」
えり「…え」


U作「結婚を前提にーーーー
 …
 …
 …
 …
 オレと…付き合ってほしいんだけど」
えり「え?」


U作「あー違うワ
 付き合ってほしとかじゃなくって!!!
 何だっけ!
 つーか
 結婚してほしいんですけど」
えり「……!」


U作「前からずーーと思ってたんだけど
 …もう恋愛ごっこみたいなモノとか
 駆け引きみたいなモノとか
 遊びみたいなモノとか
 飽きた…っていうか
 疲れた…っていうか
 

 あーダメだ
 上手く言えないワ


 つーか
 もう
 えりしかないんだけどオレ的には」
えり「……本気?」


U作「本気本気本気本気!!!!
 ずーーーーっと思ってた!
 前から考えてた!!
 昔から決めてた!!!
 ただ…

 何ていうか
 最後のきっかけみたいなものがなくって
 少し躊躇しちゃってたんだけど
  


 でも
 今日
 えりが
 お父さんを看護する姿を見て決めた!」
えり「………」


U作「あーーー!!!
 なんか余計なこと言い過ぎオレ」
えり「……」


U作「ストレートに!
 言うけどーー!
 



 結婚を前提にーーー


 付き合ってほしい」
えり「……」










U作「…んだけど        ダメ?」
えり「…え?」


 
U作「……いきなり  すぎて      ダメ?」
えり「……あ   ハイー」




U作「……」
えり「………うん  まぁ」




U作「…?」
えり「………うん!   …うん」




U作「だめ?」
えり「え?」



U作「え?」
えり「…え何が?」



U作「いや ゴメン」
えり「……え?」



U作「唐突すぎだよなーやっぱ」
えり「……え
 だから



 『うん』 
 …って」



U作「え?」
えり「だから…『うん』  って」




U作「え…あ…まじ?」
えり「……」



U作「ホント?」
えり「いつも

 凄い饒舌なのに…



 こういう時は
 超口下手なんだね(笑)


 面白い人だね」




U作「茶化すなよ(照)!」
えり「ごめんネ」




U作「ずっと前から決めてました!!!!!」
えり「こちらこそ」




U作「え?そうなの」
えり「そうだよ?気付かなかった?」




………
U作と初めて出会ったのは19歳の時

初めて見たときから
ずっと好きだった


皆の人気者だったU作が
私一人だけを見つめてくれることなんて
有り得ないと思ってたハタチ~21の頃


一度だけ
勇気を出して身を委ねた夜
でも翌朝には
あっさりと他の女性に走っていったU作


一年後に再会した後も
極力勘違いしないように気をつけていたのに
でもどんどん大好きになっていく
そんな情動を抑えきれなくなってきた頃



そんな頃に
唐突に告白され
1も2もなく「Yes」と応えてしまったワタシ


身も心も全て
解放し
委ね
差し出し
なすがままに預け


時折
U作無しの人生に怯えたりもしつつ


そんな時に受けた
U作からの
不器用な
プロポーズ


「Yes」で応えたのは
当然の流れでして…


それが
25歳の頃でした




次回最終回【今現在】
間髪入れずに即up!(の予定)

| 【連載】U作 | 10:00 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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264、アラサー・アムラー

「アラサー(Around30=30歳前後)」って言葉…。28とか29歳のコは使わないよね、大抵。そういうコは「20代」というカテゴリーをチョイスするよネ。「アラサー」って言葉は、30歳とか、31歳のコが使う言葉だよね(笑)。

…と、いうワケで「アラサー」です。
ギャー!
歳がバレるー!!!!






で、そんなアラサーなワタクシ…
高校時代はアムラー(死語?)でした。
茶パツ・ギリギリ・ミニスカ・スケスケ・ナマアシ・厚底ハイヒール・イケイケ・オラオラでした。
夏休みの私服とか…結構キてました…かなり。
露出部分とか、超ハンパじゃなかったです…肩とか背中とか腰とか両脚とか。
世の中に色々と挑んでました(若さゆえ?)。
色々、経験豊富でした(え?)。
むしろ今よりも(何々?)。
今の方が、かなり大人しいです。(ハイ。最近は超ストイックなえりサンです。)




そんな当時、
実は、化粧&着飾りまくって地元の駅前のカウンターバーとかに飲みにいってました。
…高1なのに。

かなりギリギリな格好で通ってました。
…高1なのに。

ナニゲで毎週末通ってました。
…高1なのに。

軽く常連扱いされてました。
…高1なのに。

タバコとか吹かしてみたりして。
…高1なのに。
※吸ってはいません。格好つけてただけです。

超ナンパされまくりました。
…高1なのに。
※お店のマスター(30代後半子持ち)とか。

結構ヤバめなシチュエーションとかあったりして(笑)。
…高1なのに。

襲われ系?みたいな?
…高1なのに。

閉店後の店内とか?
…高1なのに。

店内の薄暗いコーナーに押し込められ系?
…高1なのに。

逃げ道無くされ系?両腕掴まれ系?カラダ固定され系?
…高1なのに。


な状況で、「25歳くらいでしょ?」とか言われました。
…高1(16歳)なのに。

「16(歳)です。」と言いました。
…エーー!!!!!とか驚いてました。
…マジカーー!!!!とか嘆いてました。

無事、解放されました。


え?何?ワタシ…
老け顔なのカナ。とか、
軽く悩んだこともあった当時…。







今でもたまに、
「え?…25歳くらい?」とか言われます(嬉!!!)。




もっと言って!とか思います(笑)。






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263、キス・マーカー

カノジョはいつも私のカラダに痣(あざ)をのこしていく。
首筋や胸元や乳房や脇の下や内腿などなど。悪戯っコぽい目つきで、小さな口を開き、舌でゆっくりとワタシの素肌を舐め上げながら甘噛みしつつ、ゆっくりと素肌を吸い上げる。若さゆえか、時折歯止めが利かなくなるカノジョは、ついついイケナイ所にマーキングしてしまうことがある。一度、首筋の目立つところにキスマークをつけられた時だけは、『今後は、洋服を着た際に、他人に見えちゃうところには付けてはダメね♪』というルールを課した。でも、その後は愚直に守ってくれるそんなキスマーカーなカノジョ。





初めてベッドを共にしたのは数年前の初夏。カノジョが一人暮らしをする都心のマンションの一室。ベランダから見える眺望は絶景。東京タワーを間近に、眼下に広がるビルの灯りとテールランプの列。窓を開けると、ほんのり湿った空気がレースのカーテンを揺らす。

学校の制服姿のままのカノジョに、優しくベッドに仰向きに寝かされる。器用にブラウスとスカートを脱がされ、ストッキングを静かに下ろされ、そのまま下着も外されていく。電気の消えた室内を、窓の外のビル群のライトが仄かに照らす。ワタシは目を閉じ、カノジョにされるがまま身を委ねる。髪の毛を何度も撫でられ、耳朶や頬や鼻先や唇に柔らかなキスの雨。カノジョの円(まろ)やかな髪の毛の匂いと、甘酸っぱい体臭と、ミント風の口臭が鼻腔をくすぐる。そんなカノジョの薫りとキスに、裸の全身を任せたままのワタシ。

カノジョの甘美な舌先が首筋から鎖骨へと進み、乳房からお腹へと進み、お臍(へそ)から腰骨へと進んだ頃には既に、ワタシの全身はじっとりと汗ばんでしまっている。カノジョの舌先や指先を待ちうけるべく、下腹部はそれ以上にじっとりと湿(しめ)り・濡(ぬ)れ・そして潤滑油が溢(あふ)れ・滴(したた)らんばかりの状態。カノジョの舌先が、ワタシの下腹部の、最も感じる箇所に到達した瞬間、その一点から歓楽が放射状に全身を貫く。一気に火照り、汗ばみ、善がる四肢。一点に集中して責め挙げてくるカノジョの舌先。ゆっくりと甘美に、ねっとりと濃密に、隙間なく逃げ場なく、内襞の中に入り込んできたり、周辺を隈なく唾液で塗りあげたり、クルクルとしたコケティッシュな動きで、突起した先端をクリクリって///もうヤダ❤

さっきまで聞こえていたカノジョの制服の衣擦れ音が耳に入らなくなる。気づけば、白いベストもエンジ色のリボンも、ブルーのブラウスも、グレーと白のチェックのミニスカートも、ルーズソックスも全て脱ぎ棄てられ、ラヴリィでエロティックで際どい下着姿のまま、妖艶に舌先でワタシの下腹部に顔を埋めて、舌先を操っているカノジョ。当初は、ガマンして声を押え、漏れ出る吐息が気づかれないように頑張っていたワタシだけれども、彼女の官能的でリズミカルな舌先の動きに成す術なく、口にあてがった手の甲から嗚咽の声が漏れ出てしまう。

まだ多少の正気を保っていた頭の片隅。大きく開けられた窓ガラスを、そこから続くベランンダを、その先にある都会の街並みを、揺れるレースのカーテン越しに見つつも、すぐにカノジョの舌先の動きに全身が反応し、思わず仰け反り、ハシタナイ声をあげてしまう。それでもカノジョは執拗に、でもソフトにワタシの全身の至るところを舌でしゃぶり続ける。力なく横たわったワタシを、仰向けだった体勢をくるりとうつ伏せにさせられ、繰り返し吸われ・舌を転がされ・啜りあげられ…と思ったら、そのまま腕をベッドに付かされ、四つん這いにさせられ両手と舌先で責め続けられる。いつしか肘を曲げ、大きめの枕を両腕で抱え込み顔を埋め、腰だけを高く突き出すような格好にさせられたと思ったら、ちょっとだけ違うトコロに舌を宛(あて)がうカノジョ。

『そ///そこは///ちが…うよ///ダ…』メ…という声さえも押し込められるほどのカノジョの舌の動き。恥ずかしさと気持ちよさに前後不覚なワタシ。時折肌に触れる、カノジョの放漫で滑らかな両胸。いつしか、カノジョの可憐で妖美な下着もベッドサイドに置かれ、お互いに全裸になったことが分かる。

小一時間かけた、カノジョの舌先による歓楽的な責め苦がようやく終わり、ベッドに仰向けに横たわり、荒い呼吸と甘い快感に酔ったように目を閉じているワタシ。全裸のまま横に添い寝するカノジョ。肘をつき、軽く上半身を擡(もた)げ耳元で小さく囁くカノジョ…『すっごく…濡れてるネ❤』と。瞬時にビクンッと跳ね上がるワタシのお尻。だってカノジョの中指が、ワタシの下腹部に入り込んできたから…。
ゆっくりと、馴染ませるように、滑(すべ)らせるように、愛液に溢れたワタシの秘部へと指先を忍び込ませてくるカノジョ。根元まで埋まった状態で、指先をゆっくりと回転させると、思わず仰け反る全身。快楽を振り切るように、カラダをベッドサイドに逃がすと、スルリと抜け出たカノジョの指先。小刻みに揺れる肩、大きく波打つ胸、荒く吐かれる呼吸、ねっとりと汗で湿った顔、頬に張り付いた髪の毛。そんな朦朧としたワタシに愛おしむような視線を投げかけ、耳元で小さくささめく。『ほら…こんなになってる♪』横たわるワタシの鼻先に突き出した右手の中指。テラテラと濡れた指先をワタシに見せると、そのままカノジョ自身の大きく開いた口の中に入れ、舌の上に乗せ、ゆっくりと口を窄(すぼ)める。トロンとした目をこちらに向けながら、悪戯ぽく微笑むカノジョの笑顔に思わず見入ってしまう。窄んだ口からゆっくりと引きぬかれた中指は、綺麗に粘膜が塗り取られ、替わりに根元までカノジョの唾液にコーティングされヌラヌラと妖しく光っている。

中指の先端が、ワタシの硬く尖った乳首の先をくるりくるりと回転しながら這いまわる度に思わず声をあげてしまう。ひとしきり胸先を弄(まさぐ)った後、カノジョの中指がゆっくりと肌を伝って腹部からお臍(へそ)の凹み部分へ、そのまま両足の付け根へと忍び込み、濡れ溢れた秘部へと沈み込む。ワタシの内襞の粘膜をゆっくりと掻きまわすカノジョの指先。ほんの小さな指先のスクロールが、ワタシの体をその数倍・数十倍の大きさにグラインドさせる。喘ぎながら震えながら呻(うめ)きながら、カノジョの指先の小さな動き一つ一つに過敏なまでに大きく反応してしまうワタシの全身。

いつしか中指に紛れて、人差し指までもを重ねて、根元までワタシの体内に潜り込まれてくると、更に鋭敏に反応するようになってしまう。『…痛くない?』気遣うようにこちらを覗きこんでくるカノジョ。大きな瞳・くっきりとした輪郭・長く太い睫毛・カラコンで軽く茶色掛った瞳。息も絶え絶えに、かろうじて半目を開け、緩くなった口元を懸命に引き攣らせ、カラカラになった喉から何とか声を絞り出す『ウン///大丈夫』慈愛と安堵に満ちた瞳でワタシを見つめ答えるカノジョ『良かった…』
ワタシ『…でも、もうダメかも///』
カノジョ『えっ?やめようか?』
ワタシ『………ぃやっ!!…やめ///ないで。』
そのまま2人、上体をぴったりと重ね合わせ、湿り気を帯びたカノジョの右手が再度、震える私の閉じた両足を甘露な誘惑で広げさせてしまう。

カノジョの指先に責め続けられている下半身から、ゾワゾワッって広がり始める快楽の波。当初の小刻みだった快楽がどんどん一続きになり、隙間なく休む間もなく波状攻撃のように押し寄せてくる。そのまま、どんどん自分が自分でコントロールできなくなっていく。なんとか理性で『ここまで!ここでおしまい!』って止めようとしても、津波のような快楽がすべてを押し流し、脳内物質を大放出し、カノジョの指を受け入れるべく、腰を上げ足を広げ十分すぎるほどの潤滑油を溢れださせ、雄叫びにも似た声が喉から迸(ほとばし)る。そんなワタシにカノジョが『大丈夫?』と声を掛けてきても、やっとのことで頷くのが精いっぱい…というか首を縦に振ったり横に振ったり、自分で自分が何をアピールしようとしているのか訳が分からない状態。

カノジョ『3…本』
ワタシ『…?』
カノジョ『3本…入っちゃった♪』
ワタシ『…?』
カノジョ『ゆ…びが…指が3本、入っちゃった。根元まで。』
ワタシ『…///』
もうカノジョが何を言ってるのかワカラナイ。

カノジョ『痛くない?あの…何か、4本めも…入っちゃったんだけど。』
喘ぎ、頷き、首を振り、呻くだけのワタシ。

カノジョ『あっ。』
ワタシ『…?』
カノジョ『5本…め。』
って言われたところからは、ほとんど意識が飛び飛びな状態。そのまま、腰を大きく波打たせ、彼女の二の腕までを濡らすくらいの、大量の潮を吹いたらしく絶頂の中、全て飛んでしまった意識。



ベッドの中央…真っ暗な室内。風に乗って、ベランダから時折聞こえる都会の喧騒。全裸で、薄手のシルクの毛布を一枚胸から下に掛けただけの格好。起き上ろうにも、カラダが心地よい疲労に支配されて自由が利かない。顔だけをキッチンの方へと見遣る。仄かに明るいキッチンで、クリスタルのグラスに数個の氷をカリンと落とす涼しげな音、トクトクと液体を注ぐ微かな音。視線を遣ると、小さなトレーに大きめのグラスを載せて寝室に入ってくるカノジョの姿。『起きました?』『うん…』って言おうと思ったけど、なぜだか声が出ない。快感の絶頂にイッちゃった時はいつもこんな感じになるのが常。

上品で、ふんわりとしたモノトーンの大きめのワンピースを羽織ったカノジョ。キッチンからの逆光で、細身でメリハリのある全身のラインがくっきりと見える。ベッドに近づき腰掛けたカノジョに声を掛けられ、手渡されたのはグラスに注がれたアイスロイヤルミルクティー。ラメ掛ったカラフルなストローの飲み口を、わざわざ口にまで運んでもらうと、グラスの半分くらいまでを一気に飲み干したワタシ。咥内に広がる、紅茶葉の渋さと牛乳のマイルドさと、ほんのりとしたガムシロップの甘みの絶妙なハーモニー。喉元をスルリと通り抜けていく冷たい感触。『…美味しい』そのままストローの飲み口を自分の方に引き寄せるカノジョ。『でしょ?』と、いつもの小悪魔チックな瞳で見つめながらストローを口に含み軽く喉を上下させる。

ホッと一息つき、ベッドの足もとに大きく広げられたバスタオルを見る。
ワタシ『ゴメン…ベッド汚しちゃったネ。』
何だか分からないんだけど…カノジョにカラダを愛撫され、頂点にまで達するといつも最後には、アタマが真っ白になるくらいに飛んじゃって。そして、カノジョ曰く『お潮』と呼ぶ…いわゆる『潮を吹く』らしいワタシ。股間から断続的に噴出する大量の『お潮』が、カノジョの手や腕や顔や、時には髪の毛にまでかかり、ベッドを大量に濡らしてしまう。

カノジョ『ううん平気だよ。洗えばいいんだもん。』
ワタシ『…うん。』
カノジョ『でも今日はいっぱいいっぱい出たね…お潮…クス。』
ワタシ『///だって///気持ち良すぎて…。』
カノジョ『良かった…ワタシの指先で感じてくれてるんだ…ちょっと嬉しい。』

そんな、ベッドの中央に、弛緩した全身を投げ出していると、カノジョが顔を近づけ、耳元に唇を寄せ『ここは私のもの❤』と言いながら、左乳房の上に唇をあてる。そのまま唇で、乳房の表面を軽く吸い上げられると、別の快感がその箇所から波状に広がってくる。そのまま、ワタシの胸に付けられたカノジョの赤紫色のマークを丁寧に慈しむように指先でなぞりながら上半身を弄り始めるカノジョ。そのまま今度は、薄手のワンピースを捲(まく)りあげ、両胸を露わにし、仰向けのワタシの上に覆いかぶさり、胸元をワタシの口元に軽く寄せてくる。ワタシも、同じようにカノジョの左乳房に唇を付け、舌先を軽く付け、唇を蕾めながら少し強めに吸い上げ、小さなマーキングを施す。








お互いの同じ個所に付け合った薄紫色のキスマーク。この夜から数日の間、この痣が消えるまでは、ワタシとカノジョはステディな間柄。肉体的にも精神的な意味でも。



幸福と潤いと充足に満ちたこの気持ち。普段の生活に戻り、徐々にささくれ、枯渇しそうになるとまた、カノジョと会い、ハダカになって確かめ合い、そして唇と指先とで愛し合い、お互いの体にお互いの痕跡を残すために唇をあて、強く啜(すす)りあう。

それが、あの頃のワタシとカノジョの2人だけのルールだった。





以上、小説でした。
おしまい。

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2011年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年07月