エロ(えり)可愛い姉さんのランジぇりィ

原色系な高校時代。パステル系な大学時代。 黒系なOL時代。今?基本オールマイティ(ランジぇりィの色的な意味で)

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208、【橙色の灯火】紫煙と香水・11月

4月 【琥珀色の染み】←最初から
5月 【青いワイシャツ】
6月 【銀色のサンダル】
7月 【翠色のキャミソール】
8月 【真赤な日焼けの痕】
9月 【ゴールド・ランジェリー】
10月【ピンクのエプロン】 
11月【橙色の灯火】←今ココ
12月


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

夜の国道を走る、お兄の車。運転席のメーター類だけが仄かに光る、真っ暗な車内。流れる夜景、助手席に座るえりサン。2人、他愛もない会話で盛り上がる。そんなデートの帰り、えりサンの自宅まで送ってもらう途中。運転しながら、お兄、シフトノブのトコに置いてある、煙草の箱を引き寄せて、一本取り出して口に咥える。火を着けようと、ライターを探すんだけど、前を見てなくっちゃいけないのと、手元が暗いのとで、中々見つからない。

えりサンが、即座に、ササッって、ダッシュボードに置いてあるジッポーを探し当て、キンッ☆シュポッ☆ 「ハイ♪」って、火を差し出してサ、「おお。サンキュ。」って、ハンドルを握ったまま、ちょっと斜に構えた俯き加減の、眉間に皺を寄せた横顔が、カッコよくって、愛おしくって。思いっきり上目遣いに覗き込むと、額にチュッってしてくれて…。くち、くちー♪って唇を尖がらせると、仕方がないなー…風に?フゥゥゥッって煙を吐き出した後、信号待ちの時に、火のついた煙草を右手に持ちながら、そっと重ねてくる唇。その時の匂い…、味…、渋い感じの、苦(にが)い感じの…、なんか独特な味…匂い。それが、お兄の 独特な匂いでもあったんだけどね。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

一回り以上年上の彼氏…お兄。夏休みの間中、ほとんど毎日、ご飯食べに行ったり、花火やお祭りを見に行ったり、海に行ったり、遊園地に行ったり。会えない日は、明け方まで電話で話し込んだり、そんな風にまあ、密度の濃い、楽しい40日間を満喫したんですけどね。

夏休みも終わり、高校も二学期が始まりまして。メッシュを入れていた茶色い髪の毛も 、大人しめの黒に戻し、ピアスも目立たない地味なヤツ。普段着は、ギャル系ファッションから、ブラウス・紺スカート・ルーズ・ローファーに戻り。そんな風にまた、一学期と同じような、学校とバイト先と自宅との往復の日々が始まったんだけどネ。

二学期の半ばあたりからお兄の方が、仕事がちょっと忙しくなってきたらしく、ぶっちゃけ2人、会うのに、ほとんどスケジュールの調整がつかない状態。たまたま偶然、中間テストが終わった頃、久々にお互いのスケジュールが合って、ヤッホーイ!!!2週間ぶりくらいのデートゥ♪♪


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ワクワクしながら、学校が終わるのを待って、校門の前で、車で拾ってもらい、軽く食事して、そのままお兄の部屋へ。間接照明だけが仄かに灯る室内。ベッドサイドのフローリングに、衣類を脱ぎ散らかしたまま、久しぶりに、触れ合う唇、絡め合う両腕、縺(もつ)れ合う両脚。大柄の身体に抱きすくめられ、大振りな手のひらに揉みしだかれ、唇と舌先で吸い付かれ…舐め上げられ…転がされ…///。は…激しいよぉ…、とか思いつつ、そのまま、上下に、左右に、8の字に、何度も何度も腰を突き上げられ。ゆっくりめ…と思ってたら、急に早くなったり。前から…と思ったら、横からだったり、後ろからだったり。上から…と思ったら、下からだったりぃぃ。もう殆ど無重力状態「早くぅ♪」って、懇願してるのに、全然聞いてない振り。焦らされまくり。それなのに「ほんともう駄目!もう無理!もう…やばいよぉ!」って、哀願しても、全く止めてくれない。ちょっと、もぉ、ホントオカシクなっちゃぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♪♪♪

そんな風に、お互い、時の経つのを忘れ、求め合い愛し合い絡み合い鬩(せめ)ぎ合い、気が付けば、首筋から胸元に残る いくつものキスマーク。シーツやカバーが、モノトーンで統一されたパイプベッドの上…。白黒のストライプ模様のシーツの上に、うつぶせの格好の全裸のお兄。隣でクッションに顔を半分埋めながら、毛布に包(くる)まって、お兄の横顔を見つめるえりサン。久しぶりだったし、

えり「ちょっと声…大きかったかな?///」
お兄「隣の部屋とかに…漏れちゃったかもネ(笑)。」
えり「嘘ー!?」
お兄「声出し過ぎだって(笑)。」
えり「誰の所為だよー(笑)。」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

…ってサ、事前にそこまで詳細にシミュレーション(妄想///?)!!っしゃ!脳内準備は完璧!前の晩は念入りに入浴、ムダ毛も全部処理済み、下着もしっかり好みのヤツをチョイス。メールで、きちんと明日の確認☆ちょっと興奮気味のまま目が冴えちゃって、ベッドの中で少し夜更かし。当日は、メイクも、笑顔も、睫毛のカールも、スカートの短さももう!普段の3割増し!!

休み時間とかにサ、「襟原ーおまえ、背中透けてブラ丸見えだゼー。赤と黒~♪」(※襟原は えりサンの苗字ね)とか言って、からかって来るアホ男子の悪態も、今日だけは頬杖ついて、上から目線でハイハイ…、見たきゃ勝手にどうぞ~ってスルーできるくらいの余裕☆あと数時間後に、お兄に会えるんだもーん、と思ってた、まさにそんな時に!!!!!

お兄からメール受信。「ごめん!仕事が長引いてる。今日は無理そうかも。」はいいいいいいいいいいいいいい?????????ちょっとぉ!マジでぇ?って、教室を飛び出し、屋上でソッコウお兄に電話!
お兄「ごめん、どうしても、急な仕事が入っちゃって…。」
えり「えーーー?!だってー。」
お兄「ほんとごめん!」
えり「ちょっとぐらいなら、待ってるヨ、大丈夫。」
お兄「うーーん。何時になるか分らないんだよ。」
えり「じゃあさ。私が、お兄の仕事場まで行くヨ。」
お兄「今から?都内まで?無茶言うなって!で?ずっと待てるわけ?」
えり「ウン!待ってる」
お兄「深夜までかかるかもしれないし。」
えり「…そんなー。」

お兄「ゴメン。もうさ、仕事に戻らなくっちゃいけないんだ。」
えり「えーーー……やだヨゥ!!」
お兄「えり…、わがまま言わないで。」
えり「………………何かムカツクー。」
お兄「………オレだって本当は会いたいよ。」
えり「…………。」
お兄「……でも…、仕事だから…。」
えり「…………。」
お兄「……本当にごめん。」
えり「…………。」
お兄「仕事終わったら電話するから。…本当にゴメンな。」
えり「…………。」

お兄も、悪気があってのドタキャンじゃない訳だし、「うん☆仕事だもん仕方がないよね。」とか、「分った♪ お仕事がんばってネ(笑顔)。」的な?そんな感じの事が言えればよかったのかも☆そりゃ、社会人になった今ならサ、思いつくセリフだけど。16歳の
イケイケ高校生。そんな気の利いた事…、言えるはずもなく。ストレートに思いの丈をぶつけるしかない、そんなお年頃…。後に残るのは、なんかお互いに気まずい雰囲気。はっきりいって、向こうは仕事が優先の社会人。こっちは、学校とバイトと門限に縛られてる高校生。会える時間?深夜まで働いて、昼頃まで寝ているお兄(そういう職種だったので)。電話で会話するのだって、こっちが、かなり睡眠時間を削らないと無理。そのお陰で、体調崩しちゃったこともあったし。自重するよう、えりママに叱られたりもしたけど。

でも!毎日でも会いたい。ずーっと喋っていたい。ずーっと一緒にいたい。ずーっと見詰め合っていたい。24時間、ひたすら抱きしめ合っていたい。でも、さすがにそれは無理…。それは辛うじて理解できる。さすがに、そこまで子供じゃない。だから、1週間会えなくっても、2週間会えなくっても、何とかガマンできたんだけど。

でもネ。でもネ!!! もうすぐ会える!今日会える!あと数時間後に会える!もう少しで会えるぅぅぅぅ!…ってワクワクワクしてて、ウキウキしてて、もう妄想バリバリに張り巡らせてて、まさに!!!!!その寸前で「やっぱり今日は会えそうもない」それはないヨォォォォォォォォ。それ!本気で辛いって!

何度か、そういうドタキャンっぽい事があったんだけど。だから、そういうモンだと思って、そういうのに慣れなきゃいけない!と思って、その辛さともネ、戦ったんだよ私…。非力だったけど。でも、自分なりにベストを尽くしたつもり。 少しでも、お兄の感触を感じていたくって…、でも迷惑をかけたくなくって、負担を掛けたくなくって、寂しさを紛らわせたくって、自室で1人、写真やプリクラを見たり、メールや手帳や日記を読み返したり、でも満たされなくって、常に五感で感じたくって…せめて、お兄の匂いを感じたくって。

えりママの煙草…、2本くすねて、部屋に籠もって…、口に咥え、100円ライターで、先端に火を着けてみました。でも、実は煙草って、それだけじゃ火が着かないのね。アレー?って思って、お兄のスタイルを思い出し、何となく見様見真似で、火を着けながら一気に息を吸いこんでみた。瞬時に咥内に広がる渋い感覚、と同時に、即効!咽(むせ)て咳込み、ゴホッゲホッグェッホとか言いながら、咥内の煙を、即吐き出しちゃった。苦しいのと、煙が目に入って痛いのと、とにかく不味いのとで、超涙ぐみ状態。もう最悪!

人差し指と中指に挟まれた細長い煙草。燃えている先端と、反対側のフィルター部分から立ち上る、白く細い煙。味?全然ワカリマセン…。むしろ気持ち悪い系…。でもネ、お兄の匂いがした。何か、ちょっとだけ近づけたような。錯覚だったとしても、そんな何かに縋(すが)りたかった。…そんな夜だった。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ある日、お兄に喋っちゃった。「私だって煙草くらい吸えるんだよ。」みたいなノリで…。ちょっと構って欲しくって。少し心配して欲しくって。凄い背伸びして(実際には2~3回吹かしただけで、直ぐに火を消しちゃったんだけどネ。)

烈火のごとく怒られました。お兄テキには、『ハァ?未成年が喫煙?ナンナノ?』みたいな?『自分だって高校の時から吸い始めたって、言ってたじゃんー(笑)。』とかサ、普段なら冗談で言える間柄なのに…、何か言えない雰囲気。その場は何となく仲直りしたけど…、少しずつ、2人の関係の、何かが綻(ほころ)んでいくような、そんな感じがして…。


…………………

上手く言えないんだけど、それまでは、お兄の存在が全てだった。どんな難関も苦境も、お兄の事を考えれば、お兄のアドバイスがあれば、お兄の後押しがあれば、乗り越えることが出来た。なのに、今は「お兄に逢えない」…って事が、凄く悲しくって、切なくって、苦しくって、堪らなくって。居ても立ってもいられなくって。でも為す術がなくって。無力さと、寂しさと、心細さに打ちひしがれて。

いつからだろう?『愛おしい』存在だったはずのお兄が、なぜか『会えなくって(逆に)苦しい』存在になってしまったのは…。ついつい、寂しくって、遣る瀬無くって、行き場が欲しくって。たまたま近くに居た、優しい他の男の子に凭(もた)れ掛かってしまったのは…。

若かったから?未熟だったから?弱かったから?私だけのせい?


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

そんなことを考えながら、寒く暗い自室。膝を抱え。えりママからくすねた、2本のうちの残りの1本…。火を着けただけで、吸うでもなく指先に挟んだままの煙草。先端の、オレンジ色の灯火(ともしび)と、そこから上る、細い白い煙を眼で追ってた。

少し、視界が雲ってくる…。

そんな16歳の秋…。


12月【透明な涙】に続く

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