エロ(えり)可愛い姉さんのランジぇりィ

原色系な高校時代。パステル系な大学時代。 黒系なOL時代。今?基本オールマイティ(ランジぇりィの色的な意味で)

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219、【19の頃3】U作3

【19の頃1】
【19の頃2】
【19の頃3】←今ココ



☆☆☆☆☆☆☆☆☆



暗い夜(早朝?)道
身も凍りそうなほどの冷気に包まれ
吐く息で手指を暖めつつ
来た時の記憶を頼りに
一人トボトボと坂道を登りつつ


どうやら










道に











迷ったーーーーー!!!!!!!!
(山本高広っぽく)











そんな
軽く方向音痴なえりサン

初めて来た場所
暗い夜道
夜更かしで 
かなり寝不足
しかも
なんとなく先輩たちの後を漠然と付いてきただけなもんで
道順の記憶が
チョー!曖昧!!!
歩いても歩いても
どこかしら似たような街並み!




どうしよう!

なんか
そもそも方向…逆だった?
うーん自信ナシ

さっきの角を間違えた?
いやー全然分からないー

最悪タクシーに乗る?
ていうか
閑静な住宅街で
タクシーはおろか
クルマやバイクさえ通らないシー

薄手のセーターにハーフコート
キュロットにブーツ
織り込まれた繊維と繊維の隙間から
じわじわと侵入してくる
凍りつくような冷気が
素肌を舐める様な…
空気中の水分が凍って
小さな雪の結晶みたいになって
フワフワ浮かびながら
外気に晒された頬に
突き刺す様な…?
そんな真冬の早朝の空気ーーーーーーー!!!




寒いし   
暗いし
情けないし
心細いし
寝不足だし   
思考能力がどんどん低下していくし
ホント
自己嫌悪!自業自得!身から出た錆!



藁にも縋(すが)る想いで
七瀬先輩のケイタイに掛けるも
「只今
 電波ノ届カナイ場所ニイルカ
 電源ガ入ッテイナイタ(以下略)」


うううううううううううううう
まさに絶望ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!

もう
イヤだーーーーーーーーーーーーーー!!!!!



泣きたい!
ていうか
軽く泣いてたけどネ





曖昧な記憶だけを頼りに
もと来た道を
寒さに震えつつ
俯きながら
トボトボと歩き始めながら



誰か
ていうか
誰でもいいから
助けてーーーーーーーー!!!!



と念じていた   
ト コ ロ !!!!
















「あれーー  えり?」









えっ?









目の前の角から
いきなり出てきたのは















ゆううううううううううううううううううう
さくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!











なんで?
なんで
ココにいるの?






U作「どうした?忘れ物か?」
えり「……え…あのぉ」

U作「…あ」
えり「………」

U作「…もしかしてー 道   迷った?」
えり「………うん」

U作「あー 確かになー」
えり「………」

U作「結構 迷うんだよなー このヘン」
えり「…………    そっちこそ…」

U作「え?」
えり「なんで? 部屋に帰ったんじゃ?」

U作「あー   コンビニ寄ってた」
えり「…そっか」

U作「…あ………飲む?」
えり「え」






U作「缶コーヒー 寒かったろ?  あったかいゼ
えり「………」



寒さと
心細さと
恐怖心と
焦燥感と
不安感
あまりにも絶望的な状況に覆われていたのに

一転
U作の
拍子抜けしそうなほどの楽観的な表情
唐突に掛けられた暖かい言葉

なんだか
一気に緊張感が解けたと思ったら

不意に
凍りつきそうな寒さが
ぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅって
全身を圧迫するような 
そんな感覚に襲われ

一気にガタガタガタガタ
震えだすカラダ



U作「あー」
えり「………」

U作「あ  のー  寒い?」
えり「……うん?」

U作「…震えてるゼ」
えり「……………」

U作「……大丈夫?」
えり「………………………」


そのまま
素早く
着ていた革ジャンを脱ぐと
「ほらっ」って
えりサンの肩に掛けられて


『革ジャン ムートン襟付ボマージャケット 』
っていうヤツ?
バイト先のセンパイに
昔譲ってもらったヤツらしく
10万円くらいするんだゼー
とか言ってたけど…
ずっしりと重くて
年季の入った
所々黒光りしている茶色の革ジャン
襟のトコにフワフワのが付いてて
とにかく暖かい
外からの冷気を一切シャットアウトしつつ
更に
体温が革ジャン内を循環して
一気にカラダを包みこむ感覚
うーん♪
暖かいーー


U作「暖かいだろ?それ」
えり「……ウン」

U作「駅まで…」
えり「………」

U作「送るよ」
えり「…………」

U作「ていうか 送らせて!
えり「………」


さっき 
一度断った手前
どうしよう…とか思いつつ
屈託のない
包み込むような笑顔


ついつい

ウン

言ってしまったワタシ

七瀬先輩
ゴメンナサイ!
少しだけお借りします!!!



そのまま
ずしりと重い
でもとても暖かい革ジャンを羽織りながら

一跨ぎが
ワタシの2倍くらいあるリーチのU作に
離されないように足早に付き従いつつ
無言のまま
駅に向かうことになった私




ていうかU作
素足にスニーカー
トレーナーにスエットだけの恰好って
寒くないのかな?


声掛けても
「わははははは 男の子は強い子 風の子ー♪」
とかイミフー

寒いくせに
やせ我慢させちゃって
ほんとゴメン!



……
そんなU作
時折思い出したように立ち止っては振り返り
U作「大丈夫かー?」
えり「え?なにが?」

U作「歩くの早い?」
えり「あー   うん大丈夫」(軽く息せき切りながら)

U作「ごめんナ 
 気を付けて歩くようにはしてるんだけどサー
 よく言われるんだー 
 早足すぎるってーー」
えり「へへへー
 なるほどー
 いろんな女性に言われるんですネー
 さすがモテ男は違う!」

と 
軽く憎まれ口


U作「ばーか 違うよーー」
えり「いてっ」
軽く頭をコツンって小突かれつつ


っていうか
なんか
久々の感覚?
男性と並んで
軽く笑い話しつつ歩くなんて?







☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


東の空が軽く白みはじめ
澄んだ空気の中
遠くに響く電車の音
徐々に活動し始めた都内のターミナル駅
人影もまばらな渋谷の駅前に着いた2人
吐く息が白く煙りながら交わす会話


えり「ホントありがとうございました」
珍しく敬語

U作「うん気を付けてな お疲れ様」
軽く手を振り
改札方面に振りむこうとした瞬間

U作「あーーーーっと」
えり「え?」

U作「っと…そうだ」
えり「ん?」

U作「一応さー」
えり「うん?」

U作「念のため」
えり「うん」

U作「いや別にいいんだけどさー」
えり「はあ」

U作「心配じゃん?」
えり「なにが?」

U作「ちゃんと無事家に帰れるか?」
えり「えー?もう大丈夫だよー」

U作「一応心配だからサ」
えり「はあ」

U作「家に着いたら電話してくんない?」
えり「え?」

U作「やっぱ夜通し連れ回しちゃったからサ一応サ」
えり「あーじゃあケイタイ教えてくれるー?」



そういえば
そっかケイタイもメールも交換してなかったんだっけ?
期間限定のバイトだったし
特定の女子以外
特に教えてなかったナーなんて思いつつ

言われれば教えるけど
言われなければ特に教えたりとかもしてなかったからサ…



そのまま
番号とアドレスを教え合い


えり「一応これがワタシの番号なんで」
U作「うんありがとう!」

えり「あそろそろ電車来るころなんで 行くネ」
U作「うん気を付けて」

えり「じゃ…」



改札を抜け
ホームに向かいつつ
何気なく振り向くと

いつまでも
こっちを見つめているU作
軽く
手を振ると

驚いたように
喜んだ表情で
手を振り返すU作




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

家に向かう始発電車内
シートに腰掛け
携帯にメモリーされた番号を眺めつつ
なんか
恋人の疑似体験?みたいな
さっきまでの状況を思い出して
ついついクスッってしちゃいまして



帰ったら
忘れずに電話しなくっちゃネ♪



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆





後日談

U作「え? 七瀬? オレと? 付き合ってる?
 いやーーー
 ないない(笑)!!!
 違う違う(爆笑)!!!
 だって七瀬…
 店長(30代 元ホスト←噂)と付き合ってるんだぜ
 もう2年くらいになるんじゃないかな?」




えーーー?そうなのーーーーー?!!!!!!!

なーんだ
気を遣って
損しちゃったよー










☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


結局


その時の収穫(?)ってサ




お互いにケイタイとメールの
番号を交換できたコトとー

U作と七瀬センパイは付き合っていないってコト
が判明したコトとー

あとぉ…





U作って結構カッコイイ///とか思ってしまったワタシがいたってコト
かな





【19の頃】編 おしまい
【ハタチの頃】編 につづく

| 【連載】U作 | 00:10 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

お返事

かげサン >
コメントありがとうございますっ☆勉強になりましたか?よかったです!
いくぶん人見知りなので>ハイ。わたしもでーす♪仲間仲間~。

片桐小向サン >
当時、既に妻と付き合ってた事は内緒w>通報しときました(笑)

| えり | 2010/07/20 18:02 | URL | ≫ EDIT

ああ

七瀬さんは僕と付き合ってましたから
え? 高校の時の1つ上の七瀬和子さんでしょ?









・・・・・・・当時、既に妻と付き合ってた事は内緒w

| 片桐小向 | 2010/07/20 00:26 | URL | ≫ EDIT

なるほど勉強になる。

勉強になるっ!

よし、もう一回読んでおこう(笑)。


U作さんの暖かい顔が浮かんできそうです。


なんか結構、すごく仲がいい人達を見ると付き合っていると思い込んじゃいます。きっとノリが自分と違うだけなのでしょうねえ。いや、いくぶん人見知りなもので、気さくに仲の良い男女ってちょっとまぶしく見えます(笑)。

| かげ | 2010/07/19 23:26 | URL | ≫ EDIT















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