エロ(えり)可愛い姉さんのランジぇりィ

原色系な高校時代。パステル系な大学時代。 黒系なOL時代。今?基本オールマイティ(ランジぇりィの色的な意味で)

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221、【ハタチの頃2】U作5

【19の頃】

………
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【ハタチの頃3】



☆☆☆☆☆☆☆☆☆



4人で盛り上がった飲み会


途中でえり友が
「ちょっと化粧室に」と立ち上がると
Aサンがすかさず
「では私がご案内いたしま~~~す」
ってなノリで
連れだって席を立ちまして



後に残されたのは
えりサンとU作

2人きりで
向かい合わせに座るのって
実は初めてのことでして


な状況で
先に話し始めたのはU作


U作「よくナンパとかされるの?」
えり「ナンパ?
 あー街歩いてたら声を掛けられることは多いけど
 こうやって一緒に飲んだりするのは初めてだよ
 普通ナンパされて
 ノコノコ付いていかないでしょ?」

U作「今来てるじゃん(笑)!」
えり「そ!それは!!
 U作が知り合いだからで(慌)!
 ナンパされたっていうよりは
 知り合いと飲んでるっていう感覚だし」

U作「ハハハそっかそっか」
えり「ねえねえ
 逆に聞きたいんだけど
 こういうふうにサー
 ナンパしてカノジョとか作るの?」

U作「え?ナンパして?カノジョ?作る?
 いやいやいやいやー
 まさかまさか」
えり「?」

U作「ナンパなんてホントに遊びだって
 その時だけの暇つぶし
 その場だけ楽しく飲んで楽しく語らって
 で
 時間がきたら笑顔でバイバイ」
えり「えーー?そういうモン?」

U作「だってそもそもカノジョいるし
 だからナンパでカノジョを見つける必要なんてないし」
えり「あっ?カノジョ?いるんだー?
 こういうふうにナンパとかしてるって知ってるの?」

U作「普通に報告とかしてるし
 『今日こういうコと喋った』みたいに」
えり「えーー?嫌がらない?」

U作「なんで?
 別に悪いことしてると思ってないし
 まあナンパして
 そのまま勢いでホテルに連れ込んじゃうヤツとか?
 そういう目的のヤツもいるかもしれないけど
 少なくともオレ的にはそういうのはナシだね
 どっちかって言うと
 初対面の人に
 声を掛ける緊張感とか
 上手くフィーリングが合った時の達成感とか
 会話を上手く盛り上げよう…っていう抑揚感みたいなものが
 醍醐味っていうのかな
 そういうものを楽しんでるネ」
えり「ふーん 
 なんか真面目なんだか不真面目なんだか」

U作「まあどっちにしてもサ
 こういう馬鹿やってられるのも
 大学生の今だけだけどね
 来春からは俺も社会人だし」
えり「あ!そうなんだ-
 もう社会人になるんだ?」

U作「うん
 ナンパなんて
 暇を持て余してるからできることでサ
 社会人になったらそんな暇もないだろうし
 もっと真面目に生きていくよ(笑)」
えり「真面目(笑)にね」


………

U作「話変わるけどサー」
えり「うん?」

U作「前々から思ってたんだけどさ
 えりって結構ガード堅い系?」
えり「え?ガード?堅い?って」

U作「中々隙を見せないっていうか
 オトコを寄せ付けない系?」
えり「えーー?そうかなー?そういう風に見える?」

U作「凄く見える!
 凄くオーラを発してる」
えり「えー?
 そんなつもりはないんだけどナー
 どんな所がかな?」

U作「例えばさー
 バイトしてた時とか
 いつも終業時間になったらササッって帰っちゃてただろ?」
えり「そ…それは当時は門限がうるさかったし」

U作「あと
 ウチにみんなで泊まりに来た時の覚えてる?
 新年会の後」(【19の頃】参照)
えり「ああ うん」

U作「オレが駅まで送っていくって言ってんのに
 頑(かたく)なに断ったろ?」
えり「あーあれはーそのぉ…(焦)
 あの時はU作と七瀬先輩が付き合ってるかと思ってて…
 その節はお世話になりました…」

U作「おかげで
 あの後携帯番号を訊くのに凄い勇気が要ったんだぜ」
えり「えなんで」

U作「訊いたはいいけど
 全力で拒否られたらどうしようと思って(笑)」
えり「えー大袈裟なー」

U作「いやマジ本当!!
 かなり緊張しながら携帯の番号訊いたんだぜ(笑)」
えり「そうなんだーなんか色々ゴメン」

U作「いやいや
 でもサ
 偶然とはいえ
 今日こうして色々と喋れてよかった」
えり「うん そうだね」


そんな風に
こうやって落ち着いた状態で
2人きりで話すのって初めて
…しかも
結構いいセン行ってない?
行ってない?
行ってると思うんですけどーーーーー☆


だってサ
微妙にー
お互いがお互いを誤解してた部分が
ちょっとだけ解けて
なんか
凄く距離が縮まった感が大
ジャナイ?




2人きりでお喋りしていた
この間
まあ時間にしたら5~6分程度だったのかもしれないけどネ
往々にして
こういう楽しい時間っていうのは
直ぐに過ぎちゃうモンでして
ソッコウ過ぎ去ってしまうワケでして





ええ

姉さん事件です
ってヤツですよ







☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

和やかな空気が一変したのは
えり友が血相変えて席に戻ってきたから


さっきまで
えりサンたちの隣に座ってた
4人組の男性グループ
ガテン系ヤンキー風…っていうのかな?
ちょっと
場にそぐわない
あまりガラの良くない感じだったんだけどー


えり友曰く
その男性グループのうちの1人が
レジ付近で
Aサンとひと悶着あったみたいで

その4人組が
レジにて会計をしようとした際
化粧室から戻ろうとする
えり友にちょっかい出したらしく
それを制止しようとしたAサンと
ちょっと揉めてしまった模様

でも酔っているとはいえ
お互い大人の対応
店内では色々と迷惑がかかるからって
「おもてに出て話そう」ってコトで
そのままAサンと4人組とで
えり友を放置して
お店の外に出てっちゃったらしく


事情を聞いたU作
開口一番
ったくもー
 アイツはよー
 いっつもそうなんだけどサ
 ホント喧嘩っ早いからさー



さっきまで温和だった表情が
一気に曇ったと思ったら

あわあわしているえり友と
おろおろしているえりサン2人を
見降ろすように
スクッと席を立ち

適当な枚数のお札をお財布から取り出し
「ちょっと出てくるけど
 長引くようだったらサ
 悪いんだけどこれで会計済ませといて」
とだけ言い残し
そのまま店を出ていっちゃいまして


なになに?
「こういうの別に日常なんだよね(笑)」
みたいな雰囲気?

ちょっとコワイ








さっきまでの楽しい雰囲気が一転
座に取り残された私たち2名
仕方がないのレジで会計を済ませ
店の外に出て
AサンとU作を探すことにしたんですけど







………

えりサンたちが見たのは
路地裏で揉み合う男性陣
えーーーーー?
なんか不穏な雰囲気ーーー!!!


殺気立った大柄な男子4人組に
囲まれて詰め寄られてる風なU作


皆20代前半の男子
一様に屈強な体格
丸刈りの土木作業員風や
金髪ロン毛に紫ラメ色のスカジャン
パンチパーマで上下白いジャージ等々
ネックレスやアクセサリーをジャラジャラさせ
凄んでる風でなんか怖い


緊迫した雰囲気
傍から見てて
え?なに
ケンカ?揉め事?諍いごと?
どうしようドウシヨウどうしよーーー
Aサンは?
うーーん見当たらない
えり友は?
もう顔面蒼白ーー




一応私たちも揉め事の当事者?なんだろうし
何かできることがあれば
と思い
オロオロしながら
近づいたんですけど


その時の
U作を囲んだ男子4人たちの台詞
「今日は出所祝いなんだよ!」
「アイツ(Aサンのこと?)がちょっかい出してきやがって!」
「年少出を舐めんなよ!」
等々細切れにしか聞き取れなかったんだけど


『年少』とか
『出所祝い』とか
なに
その浮世離れしたフレーズ?



ホントにマズイんじゃない?
年少って少年院?
出所祝いって…つまりはその少年院からの出所したお祝い?
ってコト?

怖くて近寄れないけど
でもU作1人相手に
4人がかりで取り囲むのはどうなの?
って思いつつも
あまりにも無力な私たち女子2名




会話が途切れた瞬間
輪の中心のU作と目が合ったんだけど




すかさず
U作が
「あ 料金足りたかなー?」
って
その場の空気にそぐわない
超フレンドリーなご挨拶
その状況にビビりつつ
言葉も発せずに頷くと


周囲の4人を無視して
「今日は色々ごめんねー♪
 また今度飲もうねーー♪バイバイー」
って


一瞬…
え?
うん
でもなんか
このまま別れちゃうのって
まずくない?
って
近づこうとするも

こっちを一瞥した4人組
皆目が据わってって
ぶっちゃけ怖い!!!
地元の学校の先輩(バイクとかケンカとか大好き)
に似ている雰囲気

そして
さっきまでの
ライトな物言いとは真逆の
U作の
危険だから!
 さっさとこの場から立ち去れ!!!
 オレは大丈夫だから!!

的な無言の目ヂカラ

に圧倒されちゃって
その場は引きさがったんですけどね







そのまま
U作は
その4人組に囲まれて
駅と反対方向に歩いていっちゃいまして






ら…拉致されたのー?
ど…どこ行くのーー?
大丈夫なのーーー?
どうなってるのーーー?



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


どうする?
追いかける?誰か呼ぶ?
Aサンの携帯も分からないし
って
そもそもAサンはどこ行ったの?




あれこれ心配しても
結局何も妙案は思い浮かばず
暗い雰囲気のまま
えり友とは駅で別れまして


ただただ心配で
何度も何度も
U作の携帯にコールする事くらいしかできなくって
でも
常に留守電



終電車の時間が近付いてきちゃって
仕方なく
帰途につくことにしたんだけど



徐々に
気が気じゃなくなってきて
でも
今のえりサンにできることって
携帯に掛けるか
着信を待つこと
くらいしかないワケで





……
深夜近くになって
自室のベッドに潜ってからも
なかなか寝付けず
何度も枕元の携帯に着信がきていないか
そればかりを気にして…






ウトウトし始めたのは
もう明け方近い頃
遠くに
チュンチュンと
雀の囀(さえず)りを聴きながら
少しずつまどろみ始めちゃった
そんな時刻





ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ





突如!!!
枕元の携帯が着信!!!



ベッドから跳ね起き
ソッコウ携帯を手に取り
着信画面を確認!
画面には





U作




キターーーーーーーー!!!!!





直ぐに通話ボタンを押し
耳に当て

えり「も!!もしもし?!」








途切れ途切れな
雑音に混じった
くぐもった声で
U作「もしもーーーーーし」




えり「U作?」
U作「おーー えり?眠ってたー?」


なんか元気そう?
ちょっと安心



えり「ううん眠ってないよ
 起きてたよ」
U作「こんな朝方まで起きてるなんて
 お肌に毒だぞーー ゲラゲラゲラ」

えり「ってサ!もぉ!
 どうでもいいけど
 大丈夫だったの?」
U作「え?何が?」

えり「え?って…4人組に連れて行かれちゃったから」
U作「あーそうだねー心配かけちゃったー?」

えり「そりゃ…やっぱサ」
U作「わはははははは ごめんごめん」

えり「見捨てちゃったみたいでゴメン」
U作「いやいや全然(問題ナシ)
 むしろ
 あそこで絡んでくれなくって良かったよ
 余計複雑になっちゃう所だったから」

えり「そうなんだ…良かったー」
U作「いやー結構これがまた大変でさー(笑)」

えり「(笑)的な話なワケ?」
U作「ハハハハハハ全然!
 むしろ逆
 むしろ修羅場
 もうヤバヤバ!
 奴ら皆
 超血の気の多い連中ばっかでさー


えり「ケガとかはしてない?」
U作「ないないーー大丈夫ー
 まあ胸倉掴まれたお陰で
 タンクトップがちょっと破れたけどねー
 別に安物だからいいけどさー ワハハ」

えり「なによそれ?
 胸倉掴まれたってーて
 全然ヤバい感じじゃん?」
U作「アハハハ
 まあ
 色々あってさー
 経緯…聞きたい?」

えり「うん!!聞きたい聞きたい」




長いオハナシになるので
【ハタチの頃3】」に続きますね

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